最近、花井商店の花井さん。 息子のともやと僕が、しょっちゅう映画を観に行ってるのに感化されたご様子
近々、奥さんと観に行ってみたい映画があるんだとか・・・
その映画っていうのが、今週の11日の土曜日から公開される 『星守る犬』 です。
西田敏行さん演じるお父さんが、リストラされ、熟年離婚し、住んでた家も失い、その後 愛犬ハッピーと共に車で北海道を旅するんですが・・・
花井さん、その物語の続きを勝手に妄想してたんです
『その後、西田敏行は必死にがんばって、がんばって、失った家を取り戻し、ほんで元嫁も西田敏行の事を見直して、よりを戻して、ハッピー・エンドで終わるはずや―』
どうやら西田敏行さん演じるお父さんと自分のイメージとを、ダブらしてるご様子・・・
なので、その映画を観終わった後、「奥さんが自分の事を見直してくれるはずや」 と、思いこんでたんです
僕とともやは顔を見合わせ、しかたなく
『花井さん、俺ら劇場でその映画の予告を散々観たから、本当の事言うていいかなあ~』
と切り出したんです
実はあの映画、山中で西田敏行演じるお父さんが死後半年、犬のハッピーは死んだ直後の状態で発見された所から、物語が始まるんです。
その後、ある青年と少女が、お父さんと犬の足取りをたどって、いろんな人間模様にふれる、っていうお話です。 たぶん・・・
ハッピー・エンドどころか、主人公がさびしい死に方をしてた、という事を聞いて、花井さん かなりショックを受けたご様子・・・
しばらく絶句したあと、僕らの前から、鼻水をちょっと垂らしつつ、トボトボと去っていく様子を見ていたら
そこらのしょうもないドラマや映画より、哀愁が漂ってて、なにかしら感動を覚えました
みなさん、下市にお寄りの際は、『花井劇場』 をご覧あそばせ
せっかちの花井さんが、今日もリフトで工場を破壊してる所が、見られるかもしれませんよー
あなかしこ。