7本目がトリノなんです。（感動した！）

　「清水はあと6本しか走れないんです。そして7本目がトリノオリンピックなんです。」

　鳥肌が立った。大学時代ボート部に席を置き、全日本選手権、ユニバーシアードを狙っていた身としてその言葉の凄さにしばらく頭がボーっとした。

　今週トリノの世界選手権から戻られた平手さん（清水選手のマネージャーで、ご自身も札幌オリンピックのスピードスケート日本代表選手）と打ち合わせをしている中ででた言葉でした。

　正確に申し上げると、今月27日に開幕する全日本スプリント選手権（長野Mウェーブ）で2回、年明けの世界選手権で4回、計6回しか清水選手は500mのレースに出られず、7本目はもうトリノオリンピックの第一目、ということです。

　この6本で、身体のコンディションを整え、技術的な問題を解決し、7本目でオリンピックの1本目を滑る。完璧に計画されたスケジュール、そのプレッシャー、ひと蹴り間違えばあっという間にリンクでこけて壁に激突するであろう恐ろしい競技、それを成し遂げていく問題解決能力、計画実行力、精神力、それを可能にさせてくれる回りからのサポートを獲得する人間的魅力（チャーム）。

　私達YOYOグループも27日、Mウェーブでの清水さんの勇姿を見に行くことに決めました。清水さんがYOYOのお客さんである誇りをこの目でしっかりと脳裏にやきつけ、仕事や人生の糧にする。

　今日も感動した！

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