続つれづれがるパリ

パリ滞在日記、不滞在日記。日々の思いをつづってみます。

Women’s Christmas

2023-01-08 05:06:23 | 日記

1月6日はアイルランドではそう呼ぶらしい。年末年始働いてきた女性が、休んで良い日なんだと。パリのCentre Culturel Irlandais に来たアニー・ライアンに再会。日本にいた時からわずか1ヶ月足らずで、ここパリで再会できるとは喜び。そして、連日曇りか雨のパリで、一瞬空が晴れて、満月が顔を出した。カルティエ・ラタンから早足で、コメディ・フランセーズへ向かう途中だった。彼女、すごく足が速い。旦那のマイケルが大男で、すごい歩幅にいつもついて行くのが必死ならしい。笑。

ユリシーズ100周年、パリで発刊されたその書店、Shakespear&Company で買ったUlyssesとフランス語漫画エディションを見せたくて持参。これは読まなければ!

アニーが初めてだというコメディ・フランセーズで、オスターマイヤー演出の Le Roi Lear 「リア王」を2階バルコニーで感激。見切れはあっても全く問題なし。飽きない演出に満足!

昨日が誕生日だった、とは別に言わないけれど、自分としては充実したので、言うことなし。楽しかったぁ。


Registered birthday ?

2023-01-06 00:04:31 | 日記

 1月5日 届出の誕生日、という?言い換えれば、生まれた日とは別日ということか。自分のアイデンティティや出自に関わるから、ここはほっといて。今日は、この後、また芝居を見に行くが、この数日をもう振り返り。

大晦日は有頭海老(生)の天ぷらをアントレに、手巻き寿司大会。体液がほぼシャンパン状態となり、夜半過ぎにノンストップのメトロで帰宅。ドアを入ると気絶。元日の日の出ごろ気がついてベッドに寝る。

元日は遅く起きてそれでも新年のごあいさつメールと仕事の段取り。偉い。一年の計は元旦にあり、と大事な大事なメールを書く。

2日月曜日だったので、モントルイユまで歩いて蚤の市へ。大体頭に入っているレイアウトのパトロール。欲しいコートがあったが、踏みとどまる。夕方、ブリジットが、夕飯食べに来ない?と誘ってくれたので Nogent sur Marneまで。アンディーヴとジャンボンのグラタン。ベシャメルソースをかき混ぜる彼女の背中を見ながら、私86歳になって、こんな風にカッコ良く生きていられるかしら…と想う。少しタンゴのレッスンをしてくれた。帰ったら、タンゴ習うぞ!と決心する。

3日、カトリーヌから誘いがあってコンシェルジュリでやってる砂のオブジェのエクスポへ。やっぱり地下の牢獄は見ておかないと。。。久しぶりだから。夜は、Bibliothèque François Mitterand で「三楽」の打ち合わせ新年会。ソレイユの俳優ヴァンサンとドミニクが同席!たくさん話せてよかった。

4日朝は、うーちゃんが到着したのでVillierのカフェDômeで待ち合わせ。入ったの初めてだけど、素敵な古いパリのカフェ。お茶して、しばし歓談。何かヒシヒシと感じるご縁を二人して確かめ合う。その後は、マレに移動して、カオルちゃんとランチ。なかなか良いお店だった。私たちは予約なしで入ったが、その後次から次と人が来て満席。。。カラフを2杯開けた!それからー小雨降り止む中を、お散歩。久々にゆっくりできて楽しかったのだった。帰りはサンポールからメトロで。家で夕食を摂るともうコテっと寝てしまった。。。


Réveillon

2022-12-31 21:54:24 | 日記

本日、大晦日。日本より8時間遅いのがなんか焦らなくて得した気分。昨日マルシェで特選なマグロを買ってあり、今夜私は板前さん或いは寿司職人!になるのでランチに年越しそばをもう食べた。

 昨夜今年最後の観劇、は久々のコメディ・フランセーズでLa puce à l'oreille ジョルジュ・フェドーの『耳に蚤』しかしこのタイトル、直訳だけどどーゆー意味だろ。聞いてみよ。リロ・バウアーの演出。コメディ・フランセーズの俳優をあそこまで動かしたかぁリロ、という感じ。転換もやらせているし。コンプリシテ風な動きも、コロスの使い方も楽しい。開演1時間前に売り出すpetit bureauの見切れ席だったけど、1er バルコンでかなり満足。

29日は馴染みのThéâtre Fontaineでパトリク・オドクールのBerlin, Berlinを。2022モリエール二冠で、彼自身の出演は年内一杯なので、もう超満員。回転式補助椅子も一個も空いていない。コルベイユの最後部にスツール置くからなんとか見られるかも、とパトリクからSMSをもらい、入れてもらった。補助席に座れた。客入れもにも預かる舞台監督トマの動きがもう、けなげ。帰りに会ってお礼を言い、写真も。

28日はコリーヌ劇場。ムワワドの6時間作品。Racine carrée du verbe être どお訳す⁉︎ 「存在という動詞の平方根」か。開演2時間前に劇場に行くが既に待つ人の群れ…22日Théâtre du Soleilを観に行って出会った86歳のマダム、ブリジットがもう8番目を陣取っていた。そんな中、友人が来れなくなったと2枚売りたいという人が現れ(なんという神!)私も急いで現金を調達して無事にチケット入手。ブリジットのお陰も大きい。この人、ブリジットに出会ったことも、今年最後のご褒美のような出会いだった…


はじめてのgoo

2022-12-26 06:22:29 | 日記

2022年終盤。

今年の夏、それまでのブログサイトが閉じるということで、gooブログをご推奨され、そのまま移行。以降、更新していなかった。

12月17日パリ着。振り返れば10年ぶりのFinnair コロナ後で全てが様変わり。北極点経由のヘルシンキ中継フライト。
着いて一週間。まずはこれからはじめます、の心機一転。年が変わる前に引き継ぎしないと、と思っていた。10、11月、12月3本の異なる新作公演、休みなく、憔悴。11月には、12月の千穐楽まで休みがないことが判っていたから、迷わずエアチケット購入。

ほぼ何の準備もなく飛んで来て、今ほっとして日常を過ごしている感。

出来事のいろいろは改めて書くことにする。


ごがつ

2022-05-05 07:27:00 | ノンジャンル
 気づいたらもう五月になっていた。
3月は年度末。。Ova9の事務仕事やら、今年のプロジェクト準備。伯母の葬儀で信州も行った。4月からはOva9早々に12月公演へ向けてのワークショップも開始。三寒四温なりに花々は咲き乱れている。特に今年は躑躅が良く目につく。
 ずっとずっと行きたかった坐禅断食に、2年7カ月ぶりにやっと行けた。キャンセル待ち何度もしたが空席がないので、クローズドの会を開催してもらう。女優仲間と高校時代の友人たち。4月30日に始まり、中日の5月1日は新月。坐禅断食には最適と思われた。数えたら6回目のおつとめ。2日に明けの食事を頂いてすっきり大満足。今回はそれほどしんどくなかった。季節が良いせいか。躑躅も藤の花も美しく咲いていた。でも薪ストーブからはやっぱり離れられない。火を見ていると落ち着く。
 帰りに、日野春アルプ美術館、へ立ち寄った。来年いっぱいで閉館するそうだ。山の絵を見る。GWになっていたが、帰京したらOva9稽古、憲法記念日にサイレント・スタンディングで新宿駅南口に立つ。そして昨日はまた葬儀があって早朝から出かける。お別れする人たちがあるたびに、自分の終活も考えなきゃと思う。いやぁ、人生って短い…アッという間だぞ、は父の口癖だったけれど。今、今、今、今を大切に生きるしかないんだけど、一日はアッという間に過ぎていく…。今年も何だか下半期が埋まってきた。地に足付けて大切に生きていきたい。なんか、大真面目である。