続つれづれがるパリ

パリ滞在日記、不滞在日記。日々の思いをつづってみます。

Louvre

2014-06-26 18:18:00 | ノンジャンル
 三脚を立てればすぐにガーディアンがやってくる。ルーブルのピラミッドを撮影するには許可が必要。ヴィクトリアの木製のカメラは、見ただけでプロフェッショナルですぐに標的となる。即興で彼女のストーリーは変更、「ルーブルでピラミッドを探す」テーマに変更。

黒い布からカメラを覗いて、それをデジタルで撮影したものを送ってくれた。アシスタントのジュリアもフットワークがいい。いい写真が撮れた。ヴィクトリアもご満悦。自国フィンランドのムーミン話を熱く語る!ピラミッドの著作権はデザイナーを稼がせるだけだ、金権主義だ。それはスエーデンとフィンランドにまたがるムーミンの著作権と同じだ!金、金、金!それにしても、元気な人。ヴィクトリア。


裏手のエジプト展示室回廊外。新聞を広げて休んでいるのはホームレスと思いきや「ホラ、丁度今コレ読んでたよ。」とラ・フォンテーヌの寓話集を見せてきた。実は今日おやすみ中のブキニストだって。ジュリアが写真を撮ってもいいですか、と聞くと「一日ここに居たら100回は同じこと聞かれる、うんざりだ。」と。でもね、もう私の携帯で盗み撮りしちゃってました。悪しからず。これも思いついたわたしの即興。

Victoria

2014-06-25 18:02:00 | ノンジャンル
 何歳なのかは不明。嘗て国際連合の下でドキュメンタリーフィルムを作っていたという、今だラディカルな女性カメラマン、ヴィクトリアに出会ったのは、太陽劇団のマクベスを観に行った日だ。開演前の食事を同じテーブルで隣り合わせたのがキッカケで、彼女の秘策の作品の撮影に付き合うことになった。火曜日13時に7区にある彼女のアパートに行き、手描きのストーリーボードを見せてもらう。それからバスでルーブルへ。すでに自分でロケハンしていたヴィクトリアは構想を語り始める。彼女が選んだ撮影ポイントでテスト撮影。既に日は西に傾き、気が付けば5時半になっていた。翌日水曜日9時に会うことにして別れる。街中のブティックは早じまいしていた。水曜日からsoldeなのだ!どこもセールの準備をしていた。私はキオスクで狙っていた芝居のチケットを買い、劇場へと急ぐ。



Casting

2014-06-24 23:04:00 | ノンジャンル
Bagnolet 14h からのオーディション、終了!!!!!分かりにくい場所と思い十分時間をみて出掛ける。15分前に着いたらまだお食事中!時間より前には行ってはいかん…フランス時間。あ~、でも枠は1名だと!無理だなぁきっと。とにかく終わったので、気が楽になったー。runrun

走る

2014-06-20 18:35:00 | ノンジャンル
 肩が凝りだして、お腹も出ている。水着は持参だが、ま、とりあえず走る。10分も行けばこんな田園な風景。ヴァンセンヌは北西の角、サン=マンデ湖。アヒルとかみながら2周もすれば汗ばむ。ウンコに気を付けながら芝生の上でストレッチ。近くには湖畔のレストランと、古典的なマネージュが。あら、さかさまになってないか。帰り道にパン屋に寄って、温かいのを買って帰る。



PEPINIERE

2014-06-19 08:31:00 | ノンジャンル
今日はオペラ近くの劇場、ペピニエールへ。イリーナ・ブルックの芝居に役者で出演していたという Alexis Michalik の作・演出。二作目。演出が素晴らしい。ゆったりと開演一時間前にチケットを引き取り、近くのカフェで、のどをウガイ。この時期美味しい少し冷えたロゼを一杯。ポエティックで美しい舞台だった。カフェでは開演時間が迫るにつれ、どんどんと人が増え、10分前に総勢が劇場へ向かった。4回のアンコールのあと、どの人も笑顔で劇場を出る。と、さっきのカフェの前にギャルソンが立ち、劇場から笑顔で出てくる人々を見送っている。目が合うと、au revoirと動く口跡に無言でほほえみ返す。なんか、いいなぁ。共存しているという感じが伝わってくる。