pariscopeパリスコープ(情報誌)でシネマの頁なら、私が見るのはautres films その他の映画ということで、つまり、封切りになったばかりの新作じゃないってこと。今週は4つえらんだ。今日は、自転車に乗ってムフタールへ、観たのは『Irina Palm』映画館を出てムフタール通りの坂で座り込んでしまった私は、平日の正午過ぎに観る映画ではなかったなと思いつつ、、でかいサングラスで目を隠していた。
あれはいつ?高校生だったな確か。「あの胸にもう一度」という邦題の映画をみた。原題は知らない。アラン・ドロンが高校教師、マリアンヌ・フェイスフルが若い女学生、ハーレーにまたがって二人は国境をこえる。黒革のジャンプスーツのジッパーを下ろすと真っ白な肉体、激しいシーンの連続。。。
大学で卒論に選んだシュールな作家が、その映画の原作者だったことを知るのは、ずっと後の事。というより、だから選んだともいえる。マリアンヌ・フェイスフルがミック・ジャガーの恋人だったと知るのもその頃だ。
そして、去年公開された50代の彼女が演じる映画がその「イリーナ・パーム」。
病気の孫息子のために四苦八苦するおばあちゃん、なんて言ってしまったら、おしまいだが、ストーリーは典型的なメロドラマなのにdignityのある映画に感動した。
哀しくて美しくて超カッコイイ。哀しいお話が美しい所以はなにか。そこに必ず誰かしら猛烈に「耐える人」がいるからだ。そしてその優しさは何よりも強い。
私の青春のどこかに、黒い革のジャンプスーツを脱いで裸になる、ものすごく綺麗な唇の厚い女優のイメージが焼きついてる。
人は絶対に老いていく、でも、あんなに優しくて強い女が演じられたら生きる価値があると思った。
あれはいつ?高校生だったな確か。「あの胸にもう一度」という邦題の映画をみた。原題は知らない。アラン・ドロンが高校教師、マリアンヌ・フェイスフルが若い女学生、ハーレーにまたがって二人は国境をこえる。黒革のジャンプスーツのジッパーを下ろすと真っ白な肉体、激しいシーンの連続。。。
大学で卒論に選んだシュールな作家が、その映画の原作者だったことを知るのは、ずっと後の事。というより、だから選んだともいえる。マリアンヌ・フェイスフルがミック・ジャガーの恋人だったと知るのもその頃だ。
そして、去年公開された50代の彼女が演じる映画がその「イリーナ・パーム」。
病気の孫息子のために四苦八苦するおばあちゃん、なんて言ってしまったら、おしまいだが、ストーリーは典型的なメロドラマなのにdignityのある映画に感動した。
哀しくて美しくて超カッコイイ。哀しいお話が美しい所以はなにか。そこに必ず誰かしら猛烈に「耐える人」がいるからだ。そしてその優しさは何よりも強い。
私の青春のどこかに、黒い革のジャンプスーツを脱いで裸になる、ものすごく綺麗な唇の厚い女優のイメージが焼きついてる。
人は絶対に老いていく、でも、あんなに優しくて強い女が演じられたら生きる価値があると思った。