そう言われても…

2010-06-15 21:26:06 | 習ったこと
そういえば、ある外科の医師が僕に訴えてきた。
先週まで外科の病棟にいたので、手術室で見かけた僕に声を掛けてくれたのだろう。
「ねぇ、どう思う?
 ドレンからの排液量測ってるでしょ?
 あれって、”お腹のドレン”って表現しちゃいけないの?
 良く看護師らは、”ウィンスロードレンの排液量ががどーのこーの”って言うけど、そのときダグラス窩は無視なわけ?
 全部お腹からの排液じゃないか?」
なんのこっちゃ、理解できなかったが確かに一つの腹腔の袋の中に差し込んだドレンから滴り出る排液を指していると思われるので、
「確かに、同じ袋の中の話ですものね」
と答えたら、
「そうだろー!!」
と言って立ち去って行った。

多分病棟の看護師に、何か言われてそのはけ口を僕に向けたのだろう。
いまだにこの受け答えが正当なものかどうかは、分からないが。

めちゃくちゃに勉強をして医大を出て医師になった人と、適当に勉強して工学部を卒業した人の会話だから、かみ合うはずもないのだが、こういう風に声を掛けられるのはうれしいものだ。


あと一人、同郷の医師は(この人も先週までの外科で一緒だった人だが)手術病棟で僕を見かけると
「あれ、この人、どっかで見かけたことある。」
と言って周囲の看護師を笑わせる。
実は昨日も同じことを言われた。


おかしなおっさんたちである。


あと一人、ガンダム(マンガ単行本)を10巻まとめて貸してくれている医師もいる。
もう読んだのだが、なかなか返すタイミングが無い。
時々見かけても他の医師や看護師の手前、「ガンダム返したいのですが…。」とは言いにくいし。困った。



女性社会の中で、男同士の会話は心が和むなってお話でした。

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