手術室実習

2008-08-23 00:53:06 | 習ったこと

今学校は夏休み。でも僕は昨日と今日、通常営業している病院の手術室へ
実習に行ってきた。

実際の手術に立会い、医師・麻酔科医・看護師の仕事振りを間近で観察で
きる貴重な実習である。

何がすごいかって、麻酔のすごさには驚いた。

手術台に横たわった患者に、麻酔科医が薬を投与すると、ついいままで医
師の問いかけに返事をしていた患者が全く反応しなくなる。眠ってしまう
のだ。
その直後に、筋肉弛緩剤を投与するとピタッと呼吸が止まってしまう。
そこへ気管挿管を行って強制的に呼吸をさせ、眠った状態を維持する。
そして、眠っている間に医師が切った貼ったをして手術をする。

その間は、間違いなくその患者の命をそこに居る数名のスタッフが握って
いるのだ。その緊張感には、ドキドキした。

また、手術というのは実に地味で根気の要る、地道な作業であることが分
かった。
身体の中にある血管や臓器と言うのは、アニメや漫画で見るようにすっき
りした形はしていない。
つまり、血管は一本のホースではなくて色んな組織でその周囲の組織とく
っ付いているのだ。
だから、血管を一本取り出すのも一苦労。
血管の周りの膜をちょっと切っては剥がし、またちょっと切っては剥がし
の繰り返しでブラックジャックのような手術は、確かに漫画だなと実感し
た。

初日の昨日は、その麻酔に掛かる患者の様子が脳裏に焼きついて、なかな
か寝付くことが出来なかった。

もし、寝ている間に麻酔にかけられて、誰かにおでこに「肉」って刺青さ
れてもきっと起きて鏡を見るまで気が付かないぞって・・・。


おお~、恐。
屁のつっぱりは、要らんですぞ。




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