介護付有料老人ホーム 悠悠通信

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3.11福島第一原発事故の検証

2012-02-29 12:26:35 | 東日本大震災
昨日各報道番組で3.11に発生した東日本大震災で起きた福島第1原発事故
を調査してきた民間の「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」が
当時の菅直人首相(事故発生当時)ら官邸の初動対応において、混乱を極
めた様子などが分かり、聞いて唖然としました。

原発事故対応のマニュアルは参考にならず、専門家の意見や方策決定も間
違いばかりであったという。

管首相などは、緊急対応も場あたり的となり混乱していたという。

原発の電源確保のために、送り込んだ送電車は現地では、ソケットが合わ
ず使い物にならず、事態の改善には程遠い対応となる。

官邸には事故の詳しい情報がなく、「情報共有」という基本的なことも出
来なく・・混乱を極めた状態であったという。

当然、情報がないのであれば、正しい判断ができないのは当然である。

そうした状況の中で、出来ることの対応が遅れ、結果的には水素爆発とい
う最悪の結末を迎えることになる。

本当に水素爆発は防げなかったのか?

「ベント」をすればというが、「ベント」は原発内の放射線を屋外に排出
し、圧力を開放する手段ではあるが、そのときに起きる周辺地域への放射
能の影響もあるので、場しのぎの対応では危険が伴うわけで・・・。

しかし驚いたのは、事故当時に東京電力の社員が避難し、その場に一時的
にせよ居なかったのにも驚きました。

半径30kmの住民に対しての避難の行わず、政府の対応のまずさばかりが目
立つことになる。

3.11の地震発生後からテレビで枝野官房長官(当時)が、原発は大丈夫と
何度も説明していたことを思い出します。
その当の枝野官房長官も、会見で情報が皆無のまま、記者会見を開いてい
たというから、さらに驚きでした。

政府が国民にそんな曖昧な情報を発信する自体ナンセンスな話である。

こうした事故評価が震災から約1年も経過してから出ることもおかしいと
思います。

こうした実態を踏まえて、今後の防災対策や原発事故対応などの方針をし
っかりと決めるべきではないかと思う。

最近では、関東直下型地震などの発生が危惧された中だからこそ、政府の
対応が問われている昨今ではないかと思います。


また「専門家」と称して報道番組などでコメントしている方々も結果的に
は信用ならないのかと思います。


もうすぐ3.11東日本大震災発生から丸1年を迎えようとしています。


今回のことは自然災害では片付けられない・・「人災」であると思います。

今もなお、避難し苦しい想いをしている方々のことを真剣に考えるべきで
はないかと・・・。









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