伊豆大島 47

陽祐　3歳8か月

海水浴に行こうということになり
伊豆大島旅行
高速船に乗りさぁ　しゅっぱーつ
えぞりすにエサをやり、海水浴をして
大島三原山観光

えぞりすは思ったより大きくてちょっと引いたね
海岸は噴火石でできていてごつごつ
水着に穴が開いたね
三原山はけっこう歩いたよ
あなたはよく歩く子だった
だっこをせがまずしっかり歩いた
頼もしい息子がお父さんとお母さんの自慢だった












































































その3か月後　1986年11月三原山噴火！　衝撃のニュース
全島民避難　避難場所が港区公営施設
お父さんは島民のみなさんのお世話に何日も泊りがけだった
その間、お母さんと陽祐二人の生活
陽祐がいるからお母さんとても心強かった

5年間ずっとずっと毎日毎日悩み苦しみ涙をながしてきた
あとどれくらい苦しんだら神様に許してもらえるのだろう
先が見えない苦しみは私の人格人生身体すべてを否定されたよう
夢を見た
もう見たくない夢
あなたがお母さんお弁当作って　と台所にやってきた
いいのね？私が作っていいのね？涙があふれた
現実はあなたに心底嫌われているというのに