はしだてあゆみのぼやき

シナリオや小説を書いてる橋立鮎美が、書けない時のストレスを書きなぐる場所

パンズ・ラビリンス

2008年06月07日 | Weblog
現実逃避のためにDVDを借りてきて鑑賞。

ファンタジーを期待していたのに、あまりにも身も蓋もないアンチ・ファンタジーに愕然としてしまいました。

うーん。映像面で評価されているのは判るのですけどね……。
ここまで身も蓋もないアンチ・ファンタジーには拒絶反応を示してしまいます。
あーもー、どうしてそう判り易過ぎな解釈が可能な状態で終わらせちゃうんでしょう。
もっと説明を省いておけば、絵の面白い良作映画として記憶しておけたのにい。

とはいえ橋立さんも魔が差すと、こういう露悪趣味なアンチ・ファンタジーをやっちゃってしまうので要注意なのでした。
特にフランコ独裁下のスペインの描写は露悪趣味として楽しかったですよ。
あれ? ラスト以外は意外と気に入ってるのかしらん。