散歩がてらに自治会会計の記帳に行く。
これから1万歩を目指す。
途中から霰まじりの雨になった。
家に戻り、
自治会の会計監査の準備をする。
帳簿・領収書などは揃えてあり、用語の統一や数字などを見直す。
きょうのおやつは「でんだい」。
昨年から『どですかでん』を少しずつ見ていて、
2008/11/15 NHK BS
本日見終わった。
分割して見たため、感動も分散し印象は薄くなった。映画は一気に見た方
がよさそうだ。
『どですかでん』
1970年公開 黒澤明監督
解説とあらすじ どですかでん - goo 映画
『どですかでん』は『赤ひげ』以来5年ぶりの作品。
この間黒澤には何があったのか?
ネットなどで調べると、
黒澤はこの間に2度の監督降板で精神的な打撃を受けていた。
まず『暴走列車』。アメリカのプロジューサーより映画の中である「言葉」を
盛り込んでほしいと注文があった。ところが黒澤は見終ったら自然に画面
から滲み出てくるもの、作品の中で云うべきものではないとの考え。
また、3分間の出来事は3分以内で描いてこそスリルやサスペンスが出てく
る。それをプロジューサーは3分の出来事を20分で描けと云う。
プロジューサーとの考え方の違いなどで、結局降板することになった。
『トラ・トラ・トラ!』では従来どおり準備やリハーサルに念を入れるというや
り方でやっていた。こうして仕事が予定通りゆかずスケジュール的にも追い
つめられ、監督を解任された。
その苦境から再起し企画したのが『どですかでん』だった。
今までのアクションの激しい重厚な作品と違って、弱いもの同志の人情の
ふれあいを8つの物語をエピソードをおりまぜて1編の群像劇とした。
黒澤映画には『椿三十郎』のラストシーンに代表されるショッキングな演出
が評判となり、それ以来一般の時代劇でも残酷な表現が流行した。
そのことに黒澤は責任を感じていた。
『どですかでん』では黒澤の内面にあるもう一つの世界を描いたのだろうか。
この映画にはヒーローはいない。ごく普通の庶民ばかりが登場する。
三波紳介の「とうちゃん」、こんな善良な人がいた。
時々