ほたて貝に良く似ていますが「いたや貝」っていいます
色も形も良く似ています
大きさは「ほたて貝」の方が大きく20cm以上になりますが 「いたや貝」はせいぜい10cmくらい
一番の大きな違いは 表の貝殻にある溝の数の違いで
「ほたて貝」は20本以上 「いたや貝」は8~10本なんですぐに区別できます
「ほたて貝」も「いたや貝」も同じイタヤガイ科に属してはいますが
「ほたて貝」は寒流の地域 「いたや貝」は暖流の地域に生息しているようです
ちなみにこの「いたや貝」は和歌山産で色んな貝類が入ったトロ箱の中に二枚だけ入っていました
生息数は非常に少ないらしく 市場で見かけることはあんまりないです ちょっとレアな存在やね・・・
これは「ほたて貝」です 雰囲気はそっくりです・・・
「いたや貝」の裏側です
「いたや貝」はほとんどが天然物 極少量が島根県で養殖されているだけなので
「天然ほたて貝」と同様 砂底に生息しているせいで 下側の貝殻が砂に磨れて白色をしています
「ほたて貝」とはちがって 下側の貝殻は深くできていて
その深さを利用して杓子などに加工されて使われているらしいです
貝殻を開けてみたらこんな感じ・・・
「ほたて貝」そっくりです
さっと湯がいたらこんな感じです・・・
甘味があり 「ほたて貝」に負けず劣らず たいへん美味です
「いたや貝」のほとんどが ボイルされて市場に入荷されますが
そのほとんどが「いたや貝」ではありません
左は市場で通称「ボイルいたや」 右はおいらがボイルした正真正銘「いたや貝」
実は 左の通称「ボイルいたや」は本当は「小さいボイルほたて」なんです
たぶんスーパーでも「ボイルいたや」で流通しているはずです
なんでか解りませんが それはそれでまかり通っています なんでやろ
商品偽装で訴えれば勝訴はまちがいないはず
まあ そんな事する人はおらんやろうけどね・・・
そんな少数派な「いたや貝」なんやけど
意外と人とのつながりは古くて深く 家紋のデザインの原型であったりもします
なんでか「ほたて貝」のデザインは無いです・・・
「丸に板屋貝」 「三つ尻あわせ板屋貝」
などなど他にも数種類あります
和柄としてはかなりのデザイン性そして高い完成度 カッコイイです
Tシャツやアロハがあれば即買いしてまいそうです
いっその事 単純なガソリンメーカーのデザインよりもこっちを日本限定で採用したらいいのに
せっかくなんで徹底的に和にこだわって
看板は家紋風で瓦葺のピットさらに石畳な通路 こんなガソリンスタンドもエエ雰囲気やと思うんやけどね~
どうやろ~