2016年(平成28年)11月7日(月)午後3時50分頃、「丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)」を参拝!
慈尊院の拝殿と多宝塔の間の石段を登って丹生官省符神社へ向かいます。
石造の一の鳥居をくぐり、石段上の二の鳥居をくぐると拝殿へ導いてくれます。
この神社は816年(弘仁7年)弘法大師(空海)によって創建されています。
本殿は、2004年(平成16年)7月7日「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。
御祭神
本殿
第一殿
丹生都比売大神(丹生明神)天照大御大神の御妹
高野御子大神 (高野明神)真言密教の守護神
天照大御神 (天照大神)日の神
第二殿
大食都比売大神(気比明神)五穀酒造の神
誉田別大神 (八幡大神)応神天皇に坐して武勇の神
天児屋根大神 (春日大社)神事祭祀の神
第三殿
市杵島比売大神(嚴島明神)福徳寿の神
今回の旅行社企画ツアーでは、慈尊院と丹生官省符神社で15分程度、全て見ることは不可能。
ただ頑張って119段の石段を昇り降りしただけのような感じでしょうか。
次回はゆっくりと参拝したいものです。
<拝殿>15時50分撮影
国指定文化財(史跡):境内(高野参詣道 町石道)
世界遺産:高野山町石道
https://otent-nankai.jp/contents/choishimichi/
高野参詣道町石道
聖地高野山への表参道である町石道は、弘法大師空海が高野山を開山して以来、信仰の道とされています。
その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3メートルを超す五輪塔形の石柱が、
根本大塔を起点として慈尊院まで合計180基の町石が一町(約109m)ごとに建てられているそうです。
高野山麓の九度山から金剛峯寺の根本大塔へと通じる町石道(ちょういしみち)、
その80%以上が鎌倉時代に建立されたもので、今なお昔の面影を残しているようです。
南海九度山駅(午前10時出発)⇒ 慈尊院・丹生官省符神社 ⇒ 六本杉 ⇒ 丹生都比売神社 ⇒ 六本杉 ⇒ 上古沢駅(午後4時15分)
和歌山県では高野参詣道・熊野古道・南海道などのウォーキングコース(モデルコース)が良くまとめられていることに感心させられました。
https://www.wakayama-kanko.or.jp/worldheritage/recommendedroutes/index.html
今回はまた、意外でした。やはり、真言宗は仏教ですが、修験道は神道と密教の両方を含むので、空海にとって神社を創建することは宗旨に反するものではないという証明ですね(*^^)v
どこかで、厳島神社に何か事あればすぐに駆けつけるという言葉もあったと記憶しています。この神社も第三殿に宗像三女神ではなくイチキシマヒメを奉祭しているので、空海の出自佐伯氏はムナカタ海人族和邇氏と深い関係がありそうです。有用な情報をありがとうございました。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
(^_^)v