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10月10日(土)午後1時45分頃、三方湖の湖畔にある「年縞(ねんこう)博物館」に到着。
2018年9月15日、福井県年縞博物館開館。
http://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/
まずは年縞シアターで映像による年縞のお勉強。
年縞とは、プランクトンや鉄分など、季節によって異なるものが湖の底に毎年積もることで、
縞(しま)模様になった泥の地層のことです。
春から秋にかけてはプランクトンの死骸などが堆積し、
晩秋から冬にかけては黄砂や鉄分が堆積し、1年分の縞模様を形成します。
季節により違うものが堆積することにより、
明るい層と暗い層が交互に堆積し年縞を形成しています 。
「水月湖」は年縞が形成される環境として理想的な湖だそうです。
①直接流れ込む河川がない②湖底に生物が生息していない
湖底がかき乱されることがなく美しい縞模様が形成される。
③時間が経過しても埋まらない
断層活動などにより湖が埋まることがなかった。
水月湖では7万年もの間、年縞を形成し続けており、
これほどの長い間連続している年縞は世界でも他に例がないそうです。
水月湖年縞7万年ギャラリー
世界一の長さを誇る7万年45mの水月湖の年縞をステンドグラスにして展示されています。
窓からはお隣に建つ「若狭三方縄文博物館」が見えます。
右手奥に見える建物は、福井県立三方青年の家です。
水月湖年縞7万年ギャラリーの壁の裏側には水月湖の7万年史が展示されています。
水月湖年縞を歴史の「ものさし」の目盛りとして、過去7万年間の出来事をたどっています。
1962年に三方湖の近くで縄文時代の遺跡「鳥浜貝塚」が発見され、
鳥浜貝塚の研究の一環として行った水月湖でのボーリング調査により1991年に「年縞」が発見されています。