<令和5年度A日程 准看護師試験 第71問~第80問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年05月27日 | 准看合格法
問題 71  貧血のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  程度にかかわらず絶対安静とする。 

2  鉄剤服用時は悪寒戦慄に注意する。 

3  めまいやふらつきによる転倒に注意する。 

4  血中ヘモグロビン値上昇による症状の悪化に注意する。




















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・正解 3


1  程度にかかわらず絶対安静とするわけではない。 

2  鉄剤服用時は吐き気、腹痛、便秘などに注意する。 

4  血中ヘモグロビン値低下による症状の悪化に注意する。


※貧血=血液中の赤血球に含まれる、酸素を送り届けるヘモグロビンの量が少なくなり全身が酸欠状態になり、立ちくらみや目まいなどの症状が出る

 悪寒戦慄=発熱の初めなどに感じる、ぞくぞくとした不快な寒けのことで、顔面蒼白となり、がたがた震えだす



  

 




















問題 72  浮腫のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  清拭時は強くこする。 

2  局所の圧迫を除去し 褥瘡を予防する。 

3  利尿剤を使用している場合は高カリウム血症に注意する。 

4  ネフローゼ症候群では局所性浮腫について観察する。


















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・正解 2


1  清拭時はやさしくこする。 

3  利尿剤を使用している場合は低カリウム血症に注意する。 

4  ネフローゼ症候群では全身性浮腫について観察する。


※浮腫=むくみ 血液中の成分が血管の外に異常に浸み出した状態

 ネフローゼ症候群=尿中に大量のタンパク質が排出され、浮腫がおこる状態













問題 73  黄疸のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  最初に気づく部位は四肢である。 

2  照明の下で観察を行う。 

3  臥床安静を促す。 

4  意識レベルの観察は不要である。













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・正解 3


1  最初に気づく部位は眼球結膜(しろめ)である。 

2  照明の下で観察を行うわけではない。 

4  意識レベルの観察は必要である。


※黄疸=血液中のビリルビンが過剰になり、皮膚や目の白い部分が黄色くなる


























問題 74  成人の一次救命処置について、適切なのはどれか。 


1  胸骨圧迫部位は胸骨の上半分を圧迫する。 

2  人工呼吸は約 7 秒かけて吹き込む。 

3  胸骨圧迫と人工呼吸の回数は 30:10 の割合で行う。 

4  頭部後屈あご先挙上法は、下顎を引き上げ気道を確保する。
















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・正解 4


1  胸骨圧迫部位は胸部中央の胸骨の下半分を圧迫する。 

2  人工呼吸は約1 秒かけて吹き込む、を2回行う。 

3  胸骨圧迫と人工呼吸の回数は 30:2 の割合で行う。 


























問題 75  手術前の看護とその目的の組合せで、適切なのはどれか。 


1  術前オリエンテーションー心の準備 

2  トリフローによる呼吸訓練ー排痰の管理 

3  シャワー浴ー爽快感を保つ 

4  弾性ストッキングの装着ー動脈血栓症の予防













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・正解 1


2  トリフローによる呼吸訓練ー最大吸気持続時間を改善するための呼吸練習 

3  シャワー浴ー手術前における感染リスクを下げる 

4  弾性ストッキングの装着ー静脈血栓症の予防 


※トリフロー=呼気の力でボールを持ち上げる器具 呼吸筋を鍛え、呼気流量を増大させる
























問題 76  放射線療法を受ける患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  照射部位のマークは、許可があるまで消さないように留意する。 

2  照射部位の皮膚は脆弱化するためスキンケアは行わない。 

3  皮膚は粘膜に比べ低線量で放射線障害を受ける。 

4  放射線宿酔は 2 か月から 3 か月後に現れる。















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・正解 1


2  照射部位の皮膚は脆弱化するためスキンケアは行う。 

3  粘膜皮膚に比べ低線量で放射線障害を受ける。 

4  放射線宿酔は 数日の間に現れる。


※放射線宿酔=吐き気、嘔吐、下痢、全身倦怠感など

















問題 77  生活習慣病はどれか。 


1  潰瘍性大腸炎 

2  関節リウマチ 

3  インフルエンザ 

4  心筋梗塞













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・正解 4


※心筋梗塞=心臓(心筋)が酸素不足になり壊死する病気 原因は加齢、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満など

 生活習慣病=食事や運動、喫煙などの生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患
















問題 78  肺がんについて、正しいのはどれか。 


1  罹患率は男性より女性が高い。 

2  喫煙習慣は発症に影響しない。 

3  組織型別では扁平上皮がんが最も多い。 

4  PET-CT 検査は病期診断に有用である。






















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1  罹患率は女性より男性が高い。 

2  喫煙習慣は発症に影響する。 

3  組織型別では腺がんが最も多い。 



※PET=放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一種

 CT=画像検査

 腺がん=体を構成する組織のうち、腺組織とよばれる上皮組織から発生するがん 
















問題 79  慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  禁煙指導の必要性はない。
 
2  水分摂取を控えるよう説明する。 

3  呼吸困難の程度を表すのに「修正 MRC(息切れ)スケール」を活用する。 

4  呼吸リハビリテーションは効果的ではない。













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・正解 3


1  禁煙指導の必要性がある
 
2  水分摂取を促すよう説明する。=痰が出やすくなり、気道の衛生が保てる 

4  呼吸リハビリテーションは効果的である
























 
問題 80  マイコプラズマ肺炎について、正しいのはどれか。 


1  60 歳以上の高齢者に多い。 

2  飛沫感染する。 

3  市中感染はしない。 

4  ペニシリン系薬が有効である。

















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・正解 2


1  小児や若い人に多い。 

3  市中感染はする。 

4  ペニシリン系薬が有効ではない=マクロライド系薬剤などが用いられる


※マイコプラズマ肺炎=肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症

 市中感染=院内感染(入院して3日目以降に発病)の対義語 入院前に病原体に曝露して感染した場合のこと




















<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です(正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 その後、准看の過去問をまずノートに問題を書き出して自身で解いてからアップしています。 現在13冊目。)!


また、本試験に記載の漢字の読みがなや太文字表記は、省略している場合があります。


自信がない解説には?をつけています。


その他、誤解も多いかも知れません!



疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!




◎本ブログは収益化していません(ぺこり)!

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