江戸時代から続くと伝えられる宇和島市吉田町の「卯之刻(うのこく)相撲」が3日早朝、同市吉田町立間の南山八幡神社であった。力士と行司の7人が厳かに相撲を奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝した。
卯之刻相撲は1683年に始まったとの記録があり、市の無形民俗文化財に指定されている。6人の力士と行司1人が世襲制で受け継いでおり、力士にはそれぞれ「八幡山」「八坂山」など神様を意味するしこ名が付けられている。
午前5時の神事に続き、かみしも姿の力士が拝殿で取組を奉納。勝敗をつけないのがしきたりで「よいしょ」「ほら」と掛け声を発し取り組む力士に、行司が「相撲のはなじゃ」と割って入った。最後の取組では「この勝負、明年まで行司預かりといたす」と告げ、来年へ持ち越した。
卯之刻相撲は1683年に始まったとの記録があり、市の無形民俗文化財に指定されている。6人の力士と行司1人が世襲制で受け継いでおり、力士にはそれぞれ「八幡山」「八坂山」など神様を意味するしこ名が付けられている。
午前5時の神事に続き、かみしも姿の力士が拝殿で取組を奉納。勝敗をつけないのがしきたりで「よいしょ」「ほら」と掛け声を発し取り組む力士に、行司が「相撲のはなじゃ」と割って入った。最後の取組では「この勝負、明年まで行司預かりといたす」と告げ、来年へ持ち越した。