☆ 幼児期前半(2~3歳)の読み聞かせ
幼児期前半には、身体を使って絵本に関わる行動が多くなります。
言葉だけでなく、身体を通して、
発声や視線、表情、身振り、指差し、
姿勢などさまざまな表現の仕方で関わり、
子どもは身体まるごと絵本の世界に関わろうとしていきます。
本という道具を媒介にして、物語の世界と向き合い、
自分が登場人物とつながっているように感じます。
登場人物と同じ動作や口調を真似たり、
身体を動かしたりして読み聞かせに参加します。
静かに黙って聞く時期ではないので、
戸惑う親もいるかもしれません。
けれど、子どもの様子をよく見てみると、
読み聞かせられる場所が物語の舞台となり、
自分も演じ手となり、本の世界に没入している様子が見てとれるでしょう。
子どもは、登場人物と一体になって絵本の世界を楽しんでいます。
また、こうした行動は、ごっこあそびへの発展や劇化への発展の芽にもつながります。
<絵本、読み聞かせ、横浜>