キャリア=人生に悩む、素の私 (2008年夏、MBAを取りに旅立ちます!)

MBAを真剣に考えるようになりました。さて、2008年に向けて、GO!

決意

2004-08-08 | 仕事/悩む!
選択肢の多い人生って幸せなのでしょうか。
ジェンダー論に持っていくつもりはないのですが、女性は男性以上に人生においての焦りが大きいと思います。男性はいやでも60歳くらいまで働き続けるのが当たり前の世界。長距離走を走ると同じように、程よいペースで仕事を継続することが求められているように思います。しかし、女性には働き続ける選択肢も、結婚して家庭に入る選択肢も、色々とある。だから短期で最大限の成果を得たい想いがとても強い気がします。それによって燃え尽きて失速してしまう危険性もあるのですが。

私はこれまで自分が特別な存在であると思っていました。人が持っていない経験や活動をしていたという意識でいました。学生なのにビジネスをしているというのは、スペシャルな気分に十分させてくれるものでした。でも、社会人がビジネスをするのは当たり前。自分が持っていた、他の人と差別化できるものが一気になくなってしまいました。そうしたら私はただの人でした。

ただの人になり、自分が一生懸命になりたかった仕事も誇りが持てていなくて、落ち込むことばかり。でも、その中で自分の可能性はまだ捨てきれずにいます。同じように社会人になった友達を見て、仕事で苦労しながら輝いていたり、人生をともに過ごしていこうと決断できるパートナーを見つけたり。自分に輝けるものが何一つなくて、呆れて、悔しくて、でもどうあがいていいのかが分からなくて。それでも強がって、肩肘張って、大丈夫って言ってみて。

もしかして、私がそれなりの人生で満足できるのであれば、私はすでに十分幸せなんだと思うんです。でも、自分の欲求は募るばかりで、周りをみて散々焦るばかりで。

でも、もっと情けないことに、私はいつの間にか一歩踏み出す勇気を無くしてしまったんです。とりあえずやってみようとチャレンジする気持ちがどこかに行ってしまい。1年間誇りを持てずに仕事をしてきたことによって、自分の能力のなさに呆れて、可能性さえも見出せなくなって。もしかして、その過程の中で、自分の欲求は小さく固まって、人を妬むだけしかできなくなってしまうただの人でもない、ちっぽけな人になってしまったのかもしれません。

石の上にも3年。よく言う言葉ではありますが、私はそれを待っていたらもっとだめになるかもしれない。明日への希望とかを何も持たずに、心の扉を閉ざしたまま一生を一人で終えていく、そんな気がしています。

だとしたら、自分が幸せになれる道を、社会がなんと言おうがどう感じようが探していくのが、もっといい。そう思って私は転職活動を始めようと思います。