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グローバル経済社会の改革

2020年06月09日 | 新自由主義社会

 

 昨年投稿しました”新自由主義経済の改革”を再度投稿致します。

 今年はコロナの攻撃に遭い世界中が混乱し、グローバル経済のいきずまりとも思われる様相を呈しています。この問題は決して新型コロナの感染症問題と言う事だけでは無いと言う事も証明してしまいました。

 当然感染症に対応する日本の医療環境の不備の数々には情けない物が有ります。治療薬や予防薬、ワクチンの開発が遅れている事は言うまでも有りませんが、医療用防護服やマスクまで国産品の対応が出来ていないことは、食の安全戦略に次ぐ当たり前の危機管理の不備としか言いようが有りません。

私の現役時代の家電製品の設計では、国内部品でも2社購買が最低の条件でした。複数社の互換部品対応で設計することは、グローバル社会に於ける事業戦略の基本だった訳です。平成以降、世界の工場等といって(安いから)中国へ大部分の製品生産を移行したことは大変な失敗です。

 昭和のグローバル戦略では、日本メーカーは欧州地域、北米地域、アジア地域、日本と最低でも4ヶ所で生産する体制を取って来たわけです。コスト優先は判りますが、自然災害、戦争、事故(電源、資材、輸送)などの問題で工場が止まった場合手に負えません。更に部品は複数社購買にする事は当然です。今回のコロナは、平成のグローバル戦略の弱点をさらけ出したものと思います。

 又、昨今デジタル課税で欧州各国と米国企業が争っていますが、税制の問題に加えグローバル経済は、貧富の差も激しくしています。昨年の投稿で私は“幸福税”の提案をしましたが、最近1部の国連関係者からも同じような提案がなされ始めました。是非日本に於いても“幸福税”の検討をして頂きたいものと考えます。

 

 幸福税の具体案を下記します。

ー以上ー

 高田白道



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