あまのふら~ダイアリー

きょうも一日が過ぎて行く。この今日は一回きりしかないのよね。なんか、メモッちゃいましょ。

ある週末の風景

2011-04-24 22:58:44 | Weblog


「ソラとカイ、ここへ来てちょっと話を聞きなさい。」
「なあに、お父さん?」




「あらあら、ウイロウさんのお説教がまた始まるのかしら・・・」




「ソラは飛べるようになった。カイも練習中だ。カゴの外の世界はいろんなおかしな物や動物が存在して確かに退屈はしないな。
でも、だ。その者たちと一緒に生活するためには、好きなように飛び回っているだけではダメなんだ。
いつも水や食べ物を運んでくる家来にも、愛情を注いでやらなくてはならないぞ。時には奴等の言葉で話しかけてやれるよう、ニンゲン語を勉強するように心がけるように。セキセイインコたるもの、二ヶ国語習得は当たり前なのだぞ・・・
それから、カゴの外で文鳥やコザクラインコたちとの良いトリ関係を築くためには・・・」




ウイロウ父さんの話はまだまだ続くようです。
ふんわりとした輪郭の夕日がおちて、春の一日がまた過ぎるのでした。

巣立ち

2011-04-04 21:52:51 | Weblog


2月の最終週に、ういろうとポー(セキセイインコ)の雛がうまれた。
3月、小中学校卒業式の日に震災。
その4日後に本島で合格発表。
その頃海が時化て、島に戻れず。戻った日に雛を親から引き継ぐ。



日本は通常の体制ではないけれど、
それでも時間は正確に確実に流れる。
春休みも残り少なくなった日に子どもと夕日を見た。



まだ挿し餌は続けているけれど、ここ数日でかなり飛べるようになった、
向かって右のソラは健康優良児。
左側のカイは引き継いだ時から体も小さく脚も内側に曲がっている。
羽もなんだかボロボロでまだ飛べない、それでも彼なりに大きくなった。
・・・いつの日かきっと飛べる・・・ってお母さんは信じてるよ。

雛たちが巣立ちを迎えようとしている今
娘も本島での生活へと出発した。
上の子たちもそれぞれの場所へと戻っていった。

夫婦2人の洗濯物の量の少なさに初めて実感の湧いた今日だった。