隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木

島根県隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木等を紹介します。

やまぶどう

2009-08-06 | 隠岐の野山 海岸付近の樹木
葉は10~30cm程の大きさで互生し、


柄元に窪みのある五角形様で、裏面に茶褐色の毛が生える。



蔓は、葉に対生する巻きひげで他の植物等に巻き付き、高く上る。


初夏に開花し、花は葉に対生する花柄に黄緑色の小花が多数着花する。



がくは輪形で、花弁及び雄しべは五つ、雌しべは一つからなる。



また、雌しべは健全であるが、



発芽能力のない花粉しか持たない雄しべを有する雌株(正確には機能的雌株)と



発芽能力のある花粉を持つ雄しべは有するが、



雌しべの柱頭が退化しているため受粉・受精ができない雄株
(正確には機能的雄株)


に分かれるため、1本だけでは果実がならない。


果実は雌株のみに成り、雄株は花粉提供のみである。


雌雄異株。 果実は球形で秋に熟し黒紫色になる。


甘酸っぱく、生食できる。品質は安定しないが、


日本の在来種として見直す動きがある。



日本では近年、ワインの原料としても注目されており、



他種との交雑など品種改良の動きも見られる。




2009/08/02 隠岐の島町 南谷林道 撮影

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