四季の大山を歩く

鳥取県の西部島根県よりの山、大山(だいせん)を四季折々に歩いた記録です。

真冬の大山を歩く 2010年1月15日

2015-02-27 18:24:48 | 四季の大山を歩く

日本列島が猛烈な寒波に包まれている時、2010年1月15日に真冬の大山へ行ってきました。

米子自動車道路の溝口インターでおりたら、そこは氷の世界でした。

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大山道路は、登山道路も桝水原から大山寺へ向かう道路もピカピカに光る

アイスバーン状態です。

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南光河原駐車場です。冬場だけお金を取るそうで千円取られました。

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夏山登山道を登りましたが、登山口付近の標識も雪に埋もれています。

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一合目付近の雪景色です。1メートル以上は積もっているようです。

先行者の足跡が付いているから、踏み跡頼りに登れます。

一人でラッセルしながら登ると、とんでもなく時間がかかりそうです。

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標高900mの標識も雪にすっぽりと埋もれています。

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四合目の標識は、誰かが掘り出してくれていました。

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やっと五合目「山ノ神」です。ここまでいつもの3倍くらい時間がかかりました。

それも先行者がラッセルしてくれていたので、早く歩けたほうですが、一人だと、もっと時間がかかるでしょう。

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上から下りてきた人に話を聞くと、

「先行者が二人組みでラッセルしてくれたおかげで、6合目の避難小屋までは登れたが、そこから先はトレイスがなく、一人でラッセルする気力もないので、今日は避難小屋で引き上げてきました」

との事でした。この方のお話によると、「数年前に仲間3人で交代でラッセルして、登山口から山頂まで7時間かかった」

との事でした。冬の大山やはり、恐るべし。

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5合目から6合目あたりの樹氷というか、樹雪なのかよく分かりませんが、とにかく白く凍っています。

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氷が重くて下のほうへ 枝が下がっています。

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吹雪の合間に、時折青空がみえます。

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先行者のラッセル跡が無ければ、どこを歩いていいのかまるで分かりません。

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樹氷のトンネルを潜り抜けながら、登ります。

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いつも上りながら左手に見るのが楽しみな「三鈷峰」も 今日は吹雪のため、ぜんぜん見えません。

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やっとたどり着いた、6合目の避難小屋です。いつもなら、1時間ちょっとで来れますが、今日は2時間半くらいかかりました。

その小屋から上は、ノートレイス。どこを歩けばいいのか、まったく分からないくらい すごい積雪で、スノーシューを車に置いてきたので、さらに登る気力もなく、暫くは見上げていましたが、吹雪のためまるで視界も利きません。

狭い小屋の中は、5人が黙り込んで、黙々と食事中でした。話しかけても、ほとんど反応がないので、なんか居辛くて、直ちに下山しました。

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吹雪の合間に、時折視界が開け、下界の景気が見渡せる時があります。カメラを取り出し、あわてて写そうとすると ふっと 雪で消されてしまいます。

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道のあちこちに、どういう加減なのかぽっかりと穴が明いています。中を覗き込むと、2メートルくらいの底が見えます。

あやまって落ち込むと、身動きとれず、自力では出れないようなので 緊張して通り抜けます。

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一合目付近まで下山してきたら、薄日がさしてきました。

下りは斜面の雪をすべるように降りるのでとても早く、1時間もかかりませんでした。

それにしても去年の冬の「三鈷峰」や3月のアイスバーンの大山もすごかったけど、新雪の大山もまた すごい景色でした。

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