葛城経塚二十八宿再訪

大阪、奈良、和歌山県境の金剛紀泉の山中に修験者たちにより 納められた二十八箇所の経塚を 再び訪ね歩きます。

第10番牛滝山大威徳寺、第9番和泉葛城山  2014年4月27日

2014-04-28 22:56:50 | 葛城経塚二十八宿を訪ねて

久しぶりに経塚巡礼に歩いた。第10番牛滝山大威徳寺にお参りした後、標高858メートルの和泉葛城山 山頂にある、第9番経塚「和泉葛城山 」にもお参りした。一日で9番、10番の2箇所の巡礼が出来るコースだ。

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岸和田市牛滝温泉「いよやかの郷」駐車場に車を止めて 和泉葛城山 まで往復した。標高差は約600メートルあり、かなり歩き応えがあった。ピンクのラインが往復で、一部ブルーのラインが復路の一部。

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休日なので、駐車場は家族連れで大入りだ。

※料金は1時間は無料で以後1時間200円、上限1000円だ。

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新緑の山へ向かってスタートする。葉っぱの緑色がとてもきれいだ。

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直ぐに牛滝山大威徳寺山門に到着。

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境内は新緑でいっぱい、とても清清しい。

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実は前回巡礼に来た時は、このお不動さんが経塚だと思っていた。

今回は経塚案内標識がなくなっていて、巡礼札もないので、不思議に思い境内を清掃している地元の方にお聞きした。

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すると「この岩が経塚ですよ」と教えてくださった。ちゃんと巡礼札もある。

改めて 案内標識を付けさせてもらった。

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この経塚の岩には ちゃんと梵字が彫ってある。

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多宝塔が新緑に映えてとてもきれいだ。

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掃除をしていた地元の方に教えていただいたが、あの上にある建物は「大師堂」で弘法大師空海を祀っているとの事だ。

しかしここは河内には珍しい比叡山派の天台宗の寺なのである。「最澄さんと空海さんは仲が悪かったのに、何でこんなことになっているのだか、ふしぎやなあ」とおっしゃっていた。

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境内のお地蔵さん横から、道が付いていて ここから一丁ごとにお地蔵さんがお迎えしてくださる「1丁地蔵道」が始まる。このお地蔵さんが1丁だ。

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しかしその奥の本堂から奥へ進むと「滝見遊歩道」があり、滝を見ながら山へ登ることにする。

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しばらく進むと大きな「一の滝」がある。かなり堂々とした滝だ。

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一の滝を見下ろしながら登っていく。

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一の滝の上に「二の滝」、「三の滝」があり、それを見ながら登っていく。

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吊橋を渡り、遊歩道を歩いていく。

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滝の写真を撮る女性を見下ろしながら登っていく。

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一旦道路に出る。ここで「一丁地蔵」から来た道路と合流する。

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このポイントが「7丁地蔵」だ。

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この階段が「一丁地蔵道」登山道の始まりだ。

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1丁ごとのお地蔵さんを見ながら登っていく。

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急坂の階段が延々と続き、息が切れる。ゆっくり登っていくが、次々にグループを追い越していく。

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道端には春リンドウが咲いていた。

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稚児百合も咲いていた。

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尾根に出ると勾配がゆるくなり、やれやれだ。スピードを上げて歩く。

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しばらく尾根道を歩くと林道に出た。

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この林道合流ポイントが「21丁地蔵」ポイントだ。

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この林道を1.8キロ歩くことになる。そのうち0.5キロは山頂の木道だから実際の林道歩きは、1.3キロから1.5キロ程度だと思う。

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休日なので歩いている人も多いが、バイクや乗用車がひっきりなしに通るのは危ないので、用心して歩く。こんな山の中であんなにスピードをだして走らなくてもよさそうなのに。

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しばらく林道を歩くと ピークらしきものが見えてきた。あれが山頂かもしれない。

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ここで木道へ分岐する。

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木道をいく頃にやっと植林帯が終わり 美しい自然の森になる。

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ブナと熊笹の森の中を歩く。

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木道の終点から「高オカミ神社」への急な石段が始まる。

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石段の銘に「文政元年」とあるのが読める。江戸時代だ。

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神社の説明看板。なんと事代主(古代出雲王朝第八代副王の八重波津身 通称恵比寿さん、関西では一言主とも言われている)を祀っているという。

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石造りの神社だ。ここが和泉葛城山 のピークだ。この裏に経塚がある。

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葛城経塚二十八宿第九番「和泉葛城山 」だ。 鳥居の額には「八大竜王」と書いてある。

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第9番経塚参拝後、山頂展望台へ。前回ここに来た時は、雪がちらつく寒い日だったが、今日は暖かい日だ。

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展望台から見ると、無線中継アンテナの向こうに、世界遺産大嶺奥駆道の弥山八経が見える。

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関空のターミナルとゲートタワーも、霞んで見える。

この後お昼ごはんをこの展望台で食べてから、下山する。

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下りは「7丁地蔵」から「滝見コース」は歩かずに、そのまま林道を少し歩いて、この写真のポイントから階段を下りると 大威徳寺境内へ降りれた。

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もともとこの道が「一丁地蔵道」なので、途中で「二丁地蔵」さんがいらっしゃる。シャガの花が咲き乱れて とてもきれいな道だ。

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お寺の直ぐ上で、窯元の作品展があり、覗いてみた。

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窯の名は「琉泉窯」といい、ご主人は琉球でも修行されたとか。私も琉球に住んでいたことがあったので、琉球の話や、先月松江市に帰省したときの「出西窯」を尋ねたときの話しや、あれやこれやで すっかり話がはずんだ。

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11時にスタートして、16時前に駐車場帰着。登りがきつく、かなり歩き応えがあった。

大威徳寺には専用駐車場があるが、近所の人がバリケードして 中へ入れなくしている。何か理由があるのだろうが、困ったことをするもんだ。

お寺にお参りするにも、「いよやかの郷駐車場」に駐車して岸和田市にお金を取られる事になる。

最初の1時間は無料だと書いてあり、この日私は800円とられた。

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