葛城経塚二十八宿再訪

大阪、奈良、和歌山県境の金剛紀泉の山中に修験者たちにより 納められた二十八箇所の経塚を 再び訪ね歩きます。

第三番経塚大福山と紀泉アルプス 2012年9月13日

2012-09-14 09:27:56 | 葛城経塚二十八宿を訪ねて

金剛紀泉山脈が、大阪湾に落ち込む手前の山塊を 紀泉アルプスと

いうらしい。大阪府阪南市、岬町、和歌山県和歌山市にまたがる山塊だ。

第三番経塚へは 前回は和歌山市の六十谷駅(むそた)から登った。

今回地図を眺めていて、阪南市の「桃の木台」住宅地に P(パーキング)

のマークがあるのに気づいた。

そこで今回は、桃の木台から紀泉アルプスを歩いて 大福山へ行った。

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ピンクのラインが往路、ブルーのラインが復路である。

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桃の木台住宅団地の最上部にある、広い駐車場。もちろん

無料だ。ここで登山支度をしていた方に、山の情報をお聞きする。

道は整備されていて、分岐標識も多くまず迷うことはないと おっしゃった。

その方の今日のコースと同じコースを歩くことにした。

右奥にゲートがあるが この道路は展望広場へ続く道だ。

私も支度して午前11時に歩き出した。

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歩き出すと、桃の木台団地の住宅の向こうに 関空が見える。

今日は少し霞んでいて 淡路島は見えない。

展望台への道路の途中に 「俎石山(まないた いしやま)登山口」の大きな

標識があり そこから一旦降りてから 登り出す。

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小川沿いの道を歩く。よく整備されていて、人気のコースらしい。

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あちこちに 休憩所も設置されている。

散歩がてら この尾根まで上がってきて、降りる方に何人かお会いした。

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尾根道のコースには沢山の 分岐合流地点があるが 皆標識があり、

迷うことはない。木々の間から所々 関空や海が見える。

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俎石山到着。標高420m。結構アップダウンがあった。

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大福山のすぐ手前に「第三番経塚跡」という標識があった。

前回六十谷(むそた)駅から登ったコースでは ここを通らなかった。

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これが元来の 「第三番経塚」だそうだ。

あるとき何らかの事情で 大福山山頂へ経塚を移設したのだろう。

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大福山山頂到着。あちこち寄り道して2時間弱だった。

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多奈川火力発電所が足元に見える。

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紀ノ川に架かるのは阪和自動車道路か。

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昼食の跡出発。ここは懴法ヶ岳(せんぼうがだけ)西峰。

ここも見晴らしがよい。

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懴法ヶ岳の説明文。

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東峰からは、友が島が見える。

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しばらく道を下ると、井関峠に出た。

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しばらくは林道歩きが続く。変化がなく、実に面白くない。

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40分くらい歩くと、ダムの湖水が見えてきた。鳥取ダムだ。

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帰りの峠越え道の分岐が分からず、ダムまで来てしまった。

地図を見ると完全に行きすぎだ。引き返して、分岐を探す。

地図に依れば 流れ込んでいる渓沿いに上るようだ。

流れ込んでいる谷を探すと足跡、踏み跡が見つかった。

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これだけ標識が整備されているのに、この谷への分岐が何もない。

小さな標識を取り付けた。

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しばらくは道が手入れされているが、所々崩れていて、危険な箇所もある。

注意深く 迂回しながら進む。

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しばらく歩くと 朝歩いた尾根道に出た。道は合ってたようだ。

よかったよかった、直ちに下山する。

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登山口入り口に経塚の標識を付けさせてもらった。

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今日歩いたコースは 全長約10キロ。時間は4時間プラスお昼ご飯。

こうしてみると、帰りの峠越え道はかなり急な登りだった。

半信半疑で登っていたので、あまり木にはならなかったけど。

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全体にはかなり道も標識も整備されて、楽しいハイキングコースだった。

私にコースを教えてくれた方は 20分前に歩き出されたが、

ついに追いつくことはなかった。

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第14番南葛城鏡の宿へ蔵王峠から 2012年9月12日

2012-09-13 00:14:33 | 葛城経塚二十八宿を訪ねて

大阪府、和歌山県境界の「蔵王峠」から 南葛城へは平成18年2月の

雪の積もった日に巡礼したことがある。蔵王権現から広い道をひたすら

まっすぐ登ってお参りした記憶がある。

ところが今回は道が不明確で、5回も道に迷い引き返しては、また道を

探しながら進むという状態で とても時間がかかった。

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Photo

滝畑地区の、集落の中の広場にバイクを止めて歩き出した。

ピンクのラインが往路、グリーンのラインが復路。

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滝畑ダム上流の「滝畑キャンプ場」を見ながら府道61号線を歩く。

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渓流沿いの道を歩く。車も時折山仕事の軽トラが通るくらいで

セセラギを聞きながら気持ちよく歩く。

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落ち込みや小さな滝をいくつか過ぎる。

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府道を歩き出して約1時間で 蔵王峠に到着。

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蔵王権現の鳥居を潜る。手前の黄色いプレートは以前設置した

第14番経塚の案内標識だ。

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境内のお不動さんにお参りして、歩き出す。

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はじめのうちは、歩きやすい山道だった。

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分岐や辻を幾度となく、繰り返すうちに道も不鮮明になってきた。

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かすかな踏み跡を探しながら進む。間違えてしょっちゅう引き返す。

もちろんピンクのビニール紐を要所要所にくくりつけながら進む。

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分岐や辻のややこしそうな場所には、「蔵王峠」への標識を

ぶら下げながら進む。

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やっと見覚えのある「桃の木ダオ」に出た。

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山頂到着。何度も道を間違えては引き返し、蔵王峠から2時間半かかった。

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山頂で昼食後 代14番経塚に参拝。

鏡の宿(一本杉)経塚は右のお堂の中。

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のぞき平到着。

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中の茶屋橋に降りて再び 府道61号線を歩いて下る。

光滝キャンプ場では、皆さん バーベキューの後片付け中。

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