淀んだ水は腐る

「淀んだ水は腐る」


私はこの言葉を若い頃、テレビのインタビューで今は亡き早坂茂三が言っていたのを見て覚えている。早坂は田中角栄の秘書で田中を親父と呼んで支えのちに政治家評論家になった。政治の裏世界をよく知る人物であった。
水は絶えず流れるから清潔であって、淀んだ水には細菌が繁殖しやがて腐り悪臭を放つ。
この言葉はいろいろな場面を象徴する言葉として受け止めることが出来る。常に精進して立ち止まってはいけない。とも取れるし、会社など組織の汚職や不正など適切な人事の大切さを表した言葉としても取ることが出来る。
一昨日異動辞令を戴いた。昨日朝刊の人事異動に目を通した。毎年、人事の頃になると早坂のこの言葉が頭に浮かぶ。