のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

整理できない

2010年11月28日 11時27分25秒 | 日記
私たちは、毎日膨大な情報の中で生きている。
この情報が我々をかえって混乱させているなと最近思っていたら・・・。

昨日、娘のアンサンブルコンテストの練習のお迎えに行った折のこと。
前回遅れて一人でポツンと文化センターで待っている娘が何ともかわいそうだったので、
駐車場に早く着いてしまった。
さて、いつもなら好きな音楽やテレビを見て過ごすのだけれど、
運転席の操作パネルの埃が気になったので、掃除をしようとクロスをとるためにボードを開けた。
すると、昨年家族で行ったさまざまな場所のパンフレットとともに、カバーのかかった一冊の文庫本が出てきた。

外山滋比古「思考の整理学」
そういえばだいぶ前に読もうと思って購入しておいて、そのままだった本だ。
ぺらぺらとページをめくってみると、
最近自分が思っていることとの共通点があり、
どんどん引き込まれてしまった。

「知識は蓄積ばかりしていてもだめ。
ときには思い切って捨てることで新たな思考が生まれる。」
などは自分にも当てはまる。

先週研究授業をしたが、
久しぶりに国語科の指導案を書いて授業をした。
今まで教務主任や庶務だったので、
国語科の研究授業などしていなかった。
でも、若い時には進んで授業をしたので、ノウハウはある。
文部省の(当時)研究指定校になったときには、
夜10時11時まで学校で教材研究をしたり指導案を書いたりしていた。
今回も昔のように細案を書き、児童の学力分析表や個別支援案を作り授業に臨んだ。
若い先生方に研究とはこういう風にするもんだということを見せたかったのもあるが、
さすがに年をとると疲れる。
先生方にはどのように映っただろうか。
古臭い昔の産物だったかもしれない。
最近は研究授業がめっきり減った。
だから若い先生方は、書店にずらりと並ぶハウツー本に飛びつく。
学校で誰も教えれくれないからだ。
管理職も本当に指導力のある方は少ない。
ただ管理面に精通しているだけである。

私が新採用だった時、主任は、50前後の方だった。
その年にして研究会に出、研究熱心だった。
若い先生の相談にも快く乗り、管理職から一目置かれていた。
私は今でもどんな校長先生より尊敬している。

「昔は・・・昔は・・・」と言うと若い人に嫌われそう。
そろそろ自分の思考も整理していかなくては。
そんなこともちらっと思った。








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2 コメント

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昔にこそ・・・。 (Nitti)
2010-11-28 21:16:19
昔にこそ良さがあると思う今日この頃です。
思考はインプットも勿論大切だが、
整理しアウトプットしてこそ価値がある。
大好きな脳科学者茂木健一郎氏の
言葉ではありますが・・・。
尊敬するメンター(精神的師匠)がいること。
生きていく上で、とても幸せなことです。
NOBさんも私の大切なメンターです。
ぜひ、授業参観させていただきたかったです。

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昔はよかった (NOB)
2010-11-28 22:42:30
この言葉を聞くと、
jazzの名曲「昔はよかったね」を思い出します。
Johnny Hodgesの甘いアルトの響きがたまらんです。
Things Ain't What They Used to Be
by Duke Ellington
ところで、エリントンの昔っていったいいつなの?
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