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ホメオパシーを潰したい厚労省…?

2010-09-11 | MLM
以下、日本経済新聞(9月8日付)の記事。

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■ホメオパシー業者 都が薬事法違反容疑で立入り検査

 ホメオパシーと呼ばれる代替医療に絡み、東京都が8月、
販売会社「ホメオパシージャパン」(世田谷区)に薬事法に基づく
立ち入り検査をしていたことが8日、分かった。
(以下、省略)

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東京都が、実際に立ち入り検査に入ったのは8月6日とか。
何のことはない、それまで都の動きがまったくつかめなかったのに、
(タレこみで…?)ようやく気が付いて、遅ればせながら、
9月8日になって、記事になったというところだろう。


それはおくとして、民間療法としてのホメオパシーについては、
厚労省が都に通報した後、門外漢とはいえ日本学術会議も8月24日になって
ホメオパシーの考え方を真っ向否定する立場を明らかにしていた。

この動きをつかんでいれば、記事が1ヶ月も遅くなることはなかったのに。

……残念。

ホメオパシーは言わば、医療・医学界の利益代表である医師会にとって邪魔な存在。
その医師会を背景にした厚労省が警察、自治体、学会を巻き込んで、
ホメオパシー潰しに動いたということに他ならない。

厚労省は、国民にセルフメディケーションを声高に叫びながら、
一方では
自らの失政には棚に上げ、薬事法の規制強化(ネットでの医薬品の販売規制、
健康食品の排除、トクホ規制など)で
セルフメディケーションの動きにブレーキをかける。

どうやら医師会と厚労省役人は、自らの既得権益の「保全」に忙しい。
ナリフリ構ってはいられない状況のようだ。