41日目

朝9時起床、すでにハルジュクは起きていました。
嫁はあいにく仕事の為、二人でドライブに。
どこに行く？って話になり「磯庭園とかいいんじゃない？」という彼に「磯庭園って何があるんだっけ？」と聞くと「磯に庭園があるんじゃない？」と、何のひねりもない回答(笑)。んじゃ確かめに行こうよといざ磯庭園へ。
ここは島津家御殿だったらしく、二人ともひょっとしたら小さな頃に来た事あるかもしれませんが、物心付いてからは初めてで、興味津々！…だったのも最初だけ(笑)。延々続くただの庭に5分で二人とも飽きる。確かに、磯に庭園があるだけでだ(笑)。
ただ、島津御殿の中を実際に案内してもらうのがあったんですが、これは面白かった！バカ殿の屋敷の中ってこんな感じ！？という感じ(笑)。
しかも居間みたいな所で、本物の抹茶とお茶菓子が出てきて大興奮！作法なんて分からないのでとりあえず湯呑みはまわしてみます(笑)。苦くて飲めないのを想像してましたが、すげーうまかった！本物の抹茶ってすごい美味しいんですね♪大満足で磯庭園を後に。ただもしそのお茶を嗜まなければ、危うくここは別に行かなくてもよかったんじゃね？ランキングに入ってしまうところでした(笑)。
その後、昼休みに入った嫁を拾って三人でそば茶屋へ。ここのうどんは鹿児島の中じゃマヂ美味い。満喫満腹☆
そして嫁と再びバイバイ。
次はやっぱ鹿児島っつったらコレでしょう、桜島。
桜島フェリーに乗り、20分程で桜島へ。
遠くから見てもデカイけど、近くで見ると本当圧巻。
とりあえず車を走らせる。
するといきなりビックリ！茶色のローソン発見！！青じゃなくて茶色ですよ！？店員になんで茶色なんですかと訊ねると、この辺は国定公園になってるので景観を損ねないように、との事。青だと派手すぎるらしいのです。ナルホド、京都の茶色いマックみたいなもんか。さらに店員は続ける。
「茶色のローソンは全国でもココだけなので、トリビアに出ましたよ」
マママママヂでーっ！？
二人して一目散に看板に駆け寄り記念撮影大会(笑)。
二人で写ろうと思い、セルフタイマーで悪戦苦闘してたら、なんと店員さんがわざわざ中から走ってきてくれて撮ってくれました！マヂいい人いいお店！！…きっとオレ達みたいな田舎者がしょっちゅう来てるんでしょう(笑)。
そしてまた車を走らせます。
道路脇にデカイ石というか岩というか、ゴロゴロ転がっています。
桜島は活火山なので、いつ爆発して、いつそんなものが飛んで来てもおかしくは無いので、マヂ恐いです。
この辺、人も住んでるんですが、皆さん本当に大変だと思います。小学生がヘルメット被って登校してましたからね。チャリならまだしも徒歩ですよ？
あと、道の途中途中に退避壕という防空壕のような物が設置されていて、この辺で生き抜く過酷さを物語っています。
いろいろ観て回り、桜島じゃ有名らしい龍神温泉へ。
ココは露天風呂の混浴(なんか白い服を着る)なんですが、海沿い(というか海)にあって、なんつうか火曜サスペンス湯けむりなんとか事件とかに出てくる温泉みたいな温泉で二人とも大興奮！(笑)
マヂ気持ち良かった～☆
という感じで大興奮の大満足で桜島を後に。
フェリーに乗って市内に戻り、ドルフィンポートをブラブラ。
仕事が終わった嫁と合流し、帰宅して嫁特製お好み焼きパーティ☆
TOKIOの松岡主演のホストのドラマを、最初はこんな事マヂあるわけね～とか散々言いながら、終盤は三人とも夢中になってたり(笑)しながら0時頃就寝。
鹿児島はやっぱイイなぁ～♪

今日の移動：車で鹿児島市内と桜島観光

40日目

8時起床、朝食を食べ荷物をまとめ、じゃあ行ってくるわと母に軽く手を振り実家を後にし、ウチが営んでるガソリンスタンドへと。
そろそろタイヤがすり減ってツルツルに近くなっていたので換えようかと新品のタイヤを注文してもらっていたので、そのままオヤジに交換してもらいました。
自転車に乗っていながら、自転車の事なんて恥ずかしながら全く知らない事だらけ。次々と分解されていく様を、今度は自分でトライするぞとしかと目に焼き付けます。
そして、チェーン他に油もさしてもらい、ピカピカに甦ったマイチャリ☆
ありがとうとオヤジに礼を言い、10時いざ出発。
少し枕崎市内をまわってから、12時にお隣の知覧町、そして特攻平和会館へ。
沖縄戦で無惨に空に散華していった特攻隊を謹むと共に、二度とこういう事を起こしてはならないと祈念して展示物がなされています。
特攻隊(特別攻撃隊)というのは、戦闘機に爆弾を積んで飛行機もろとも敵の艦隊に突っ込んでいった有人ミサイルの事。特攻って言われてもピンと来ませんが、英語読み「SUICIDE ATTACK」と聞くと恐ろしくピンと(というよりグサグサっと)きます。
当時、沖縄に一番近い本土最南端の基地がここ知覧にあったらしく、全国からぞくぞくと隊員が集結し、ここから飛び立っていったそうです。
ここの資料館が他と決定的に違うのは、遺影と共になんと、遺書がある点。他のそれとは違い、確実に戦死する事がわかってますから、出発までに書き記し、それを軍が荷物(遺品)と共に家族のもとへと届けるんだそうです。
当時はお国の為に戦死する事は大変栄誉ある事だったとはいえ、しかしながらその胸中は果たしていかがなものであったであろうか。
14時に特攻館を後にし、知覧峠を越えて16時鹿児島市内へ。
このまま北上を続けようかなとも思ったけど時間ももう微妙だったしどうせならハルジュクに挨拶でもと思い、本人がいるかいないかは分からないけどとりあえずダメもとで記憶をたよりにハルジュクの働く焼酎工場へ。
あ、いた～♪
ハルジュクや焼酎工場の皆さんと楽しく再会のおしゃべり。本当にここの方々は素敵な人達ばかり。いつかここにも恩返しがしたいです。
そして、ハルジュクに訊ねます。
「今晩何か予定ある？」
「何もないし明日仕事休みだよ」
即決、お世話になります！(笑)
温泉に連れてってもらい、居酒屋に連れてってもらい、いたれりつくせりのホロ酔い気分で何時就寝だったか全く記憶に無し！(笑)
写真は実家のガソリンスタンド。
左端でオヤジがタイヤ交換中なんですが真っ暗で分かりませんね。

今日の移動：枕崎市(鹿児島県)→鹿児島市(鹿児島県)
走行時間：4時間
走行距離：57.4Km
積算距離：3328.8Km