昨年、11月22日にリニュアルオープンした東京都庭園美術館。
このオープンをどれだけ待ちわびていたか。
あの建物に1歩足を踏み入れただけで、非日常の世界に入れるのがなにより心地よい。
(でも朝香宮様はここに住むのが日常だったわけですが…)
アールデコ様式の外観と室内、調度品、作品を展示したときの違和感のなさが大好きなのです。
ポールポワレのイブニングドレスでお出迎え。見事!!豪華!!素敵!!
本館は、アンリ・ラパンの内装デザイン、そしてルネ・ラリックらの作品…。いわゆるアール・デコの世界。
今回は、AUDIO DRAMA TOUR 『饗宴のあと』とともに館内を廻った。このラジオドラマ、かつて皇族の邸宅だった庭園美術館本館を「記憶の器」と捉え、そこにあり得たかも知れない過去、現在、未来の3つの時間が交錯するフィクション。ヘッドフォンを装着し自由に館内を回遊しながら、そこに存在するかも知れない人物達や空間、記憶との対話を通じて、自らも歴史と未来を繋ぐ「観客/登場人物」として「饗宴のあと」を体感するというもの。ドラマの内容と美術館の空間を楽しみたいという気持ちが一致しなかったこと、また、ガラスの割れる音をはじめとした音の演出が胸にまで突き刺さる感じが痛かったことから、正直、制作者の意に沿えなかった感があった。
というわけで、『饗宴のあと』とともに回遊した後、ヘッドフォンを外して、心静かにもう1周し、好きな世界を堪能した。
本館からモダンなガラス壁の通路を抜けると、ミュージアムショップ、展示室、カフェなどある新館に通じる。
こちら新館展示室では、ポスターのロベール・プゲオンの「蛇」など、全く違うアール・デコの世界が繰り広げられていた。
ポスターは正直受け入れがたいし、見たい絵とは思えなかったが、実物の「蛇」はポスター―よりはるかに美しく、生々しさがなかったことに驚いた。ジャン・デピュジョルの「思索」「青の母子像」は絵の中に吸い寄せられそうな不思議な魅力があった。とはいえ、この展示室内の絵が本館に展示されていたらどんな感じだったのか、全く想像ができなかった。
今度はゆっくりカフェでお茶しようっと。
このオープンをどれだけ待ちわびていたか。
あの建物に1歩足を踏み入れただけで、非日常の世界に入れるのがなにより心地よい。
(でも朝香宮様はここに住むのが日常だったわけですが…)
アールデコ様式の外観と室内、調度品、作品を展示したときの違和感のなさが大好きなのです。
ポールポワレのイブニングドレスでお出迎え。見事!!豪華!!素敵!!
本館は、アンリ・ラパンの内装デザイン、そしてルネ・ラリックらの作品…。いわゆるアール・デコの世界。
今回は、AUDIO DRAMA TOUR 『饗宴のあと』とともに館内を廻った。このラジオドラマ、かつて皇族の邸宅だった庭園美術館本館を「記憶の器」と捉え、そこにあり得たかも知れない過去、現在、未来の3つの時間が交錯するフィクション。ヘッドフォンを装着し自由に館内を回遊しながら、そこに存在するかも知れない人物達や空間、記憶との対話を通じて、自らも歴史と未来を繋ぐ「観客/登場人物」として「饗宴のあと」を体感するというもの。ドラマの内容と美術館の空間を楽しみたいという気持ちが一致しなかったこと、また、ガラスの割れる音をはじめとした音の演出が胸にまで突き刺さる感じが痛かったことから、正直、制作者の意に沿えなかった感があった。
というわけで、『饗宴のあと』とともに回遊した後、ヘッドフォンを外して、心静かにもう1周し、好きな世界を堪能した。
本館からモダンなガラス壁の通路を抜けると、ミュージアムショップ、展示室、カフェなどある新館に通じる。
こちら新館展示室では、ポスターのロベール・プゲオンの「蛇」など、全く違うアール・デコの世界が繰り広げられていた。
ポスターは正直受け入れがたいし、見たい絵とは思えなかったが、実物の「蛇」はポスター―よりはるかに美しく、生々しさがなかったことに驚いた。ジャン・デピュジョルの「思索」「青の母子像」は絵の中に吸い寄せられそうな不思議な魅力があった。とはいえ、この展示室内の絵が本館に展示されていたらどんな感じだったのか、全く想像ができなかった。
今度はゆっくりカフェでお茶しようっと。