平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

富士山須山口登山道

2014-07-28 | 山登り

2014UTMFで通行を回避された”水ヶ塚~幕岩~四辻”に関して調べていたら、
ここは須山口登山道の一部なんですね。
メジャーなガイド図には紹介されていないマイナーコースです。
既に他の4ルートは歩いておりますので、今回この道を使って登山する事としました。


スタートはUTMFではA6がおかれた水ヶ塚公園。
標高1450mで山頂までの標高差は御殿場ルートとほぼ同じです。

登山道入り口は公園と道を挟んだ反対側に有ります。(登山開始5:40)

 
綺麗な林が続きます。
コケが道の中央付近まで這い出しているところを見ると利用者は少ない様です。
ここに多人数のランナーを走らせるのに抵抗されるのも理解できます。

3.5合で森林限界を越えます。


(宝永第二火口縁7:53)

須山口登山道は富士宮ルートの6合目に合流しますが、人も多そうなので、
プリンスルートで御殿場ルートに合流し、山頂を目指します。

 
宝永第一火口を縦断して反対縁まで上がるのですが、これが悪路。
足元の砂が沈みやすく、上手く歩かないと体力を奪われます。

(どうにか蟻地獄を抜け出したのが9:00)

その後は御殿場ルートで山頂へ。
 

今回オイラはトレッキングスタイル。ゆっくりと山を楽しみます。
まぁレースの時も大して早くはないので、あまり変わらない。
トレランの方達も上がって来ます。
このルートは登りも下りも砂礫が滑りやすく、走りづらいだろうに・・。


(山頂着11:35)

お鉢巡りも楽しみます。一人で気ままなもんです。
考えてみたら一人の富士登山は初めてなんですね。


(下山開始13:30)


大砂走りは走らず、ダラダラ下る。


次郎坊(2.8合)で須山口下山道へ
この道は踏み跡が薄い、今日の通行は数人程度ですね。
視界の悪い日は道迷い注意です。
でもここから四辻までは大平原独り占め。この景色は日本的じゃないですね。
 

(水ヶ塚公園帰着16:55)


砂礫地を歩く登山ルートの多い富士山で森林浴を楽しめるコースでした。
下山路では砂礫地に進出する植物の様子が観察できましたよ。
ネイチャーガイドと歩いてみたいコースです。
因みに須山口登山道内では誰とも会わず、静かな山旅を楽しめました。


標高差 2326m
登り    5:55
お鉢めぐり 1:55
下り    3:25  行動時間 11:15

水  2リットル
食糧 自作エネルギージェル120cal×7個分、おにぎり3つ、ミニクリームパン3つ、飴3つ





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1 コメント

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Unknown (しらちゃん)
2014-08-31 23:07:57
この日記は読んでいましたがコメントしていませんでした。ランナーが走ることに抵抗を感じる環境の件が印象に残っていました。先日別のニュースを読んで思い出しました。
http://blog.goo.ne.jp/yktkyya/1

環境問題でUTMFが批判されると、「登山はいいけれど走るのはだめなのか」という感情的な反発をするランナーが多いです。そんなことはなくて、登山者に対する入山規制をしている山もあるわけで、人が増えすぎると問題ということですね。

どうも静岡側からのチェックが厳しいようです(それが悪いことだとは言えません)。毎年毎年UTMFのコースにクレームが出るようであれば、いっそのことコースを抜本的に変更する(山梨と神奈川にするとか)も必要な気がします。もちろん、静岡ではないから環境問題をないがしろにしてもいいということではないですが。
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