秋らしくなった途端に
治りかけてはまたウイルスをキャッチするという
追いカツオ的風邪に苦しんでおりましたが、
治ってきたので、さわやかな秋の空のもと、
国立新美術館の「リヒテンシュタイン展」に行ってきました。
さきほどBS-TBSのぶら美で
やっていましたので、復習してました。
リヒテンシュタインって、人の名前じゃないですよ。
オーストリアとスイスの国境にある小さな小さな国。
リヒテンシュタイン侯爵の国です。
切手と金融が主要資産ということで、妄想が妄想を呼び、
ヨーロッパの貴族の方々が金融用語ですごい投資をしているのかな、なんて。
でもリヒテンシュタイン侯爵は本物のお金持ちなんです。
芸術を愛し、芸術を収集せよ、という家訓があるのです。
そして、たいてい家の人にその気があっても時代や戦争などで
できないものですが、500年にわたって収集を続けている一家=国なのです。
それだけでもクラッとしますよね。
リヒテンシュタイン。この音の響きが俄然キラキラしてきます。
そして生半可な気持ちで500年もキープできるはずがありません。
素晴らしいコレクションで感動をしてしまいました。
正直、中世の貴族のお金持ち遊びと思っていたのですが、いやいやすごい。
バロック、ルネサンス、ビーダーマイヤー、フランドル派の素晴らしい絵画!
圧巻でした。
バロックルームは左右対称に調度品やタペストリー、絵画が置かれ、
どうだ!ってくらいの鏡台やライト。さすがバロックです。
天井画も来ていてこれはちょっとした感動です。
ルーベンスは言い方が悪いのだけど、本当に絵の天才だなーと。
時代柄、宗教的な題材がおおいのだけどそれでも「デキウス・ムス」なんて
結構動画みたいな気分で見ちゃいました。
フランドル派の寓話的で町の人々的な絵もすごく良質な絵がたくさん来ていました。
そして今回の私的新発見は、ベーダーマイヤー。
「ぶら美」で教えてもらいました(*^_^*)が、
ベーダーマイヤーの意味は実直なドイツ人といった意味合いで、
ちょっとしたほのぼのとした情景や人物を描いた様式だそうです。
私的には良質なスナップ写真みたいな感じで、
生き生きとした人、動作、情景が美しい絵でした。
そのなかでも一番最後に展示してあった
アメリングの「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像」。
リヒテンシュタイン侯爵家のお嬢ちゃまですよー。
今でいうと、誰だろ。
トム・クルーズの娘スリちゃんか、マイケル・ジャクソンのパリスちゃんか。←ちがうか(笑)
そのお嬢ちゃまを描いた絵がこの上ない幸福感に満ち足りた空気がでていて
ちょっとした感動でした。
一方ルーベンスが自分のために描いた娘クララの肖像(TOPの写真にあるチラシになっている絵)
もその天才ならではの闊達な筆運び、生き生きとした瞳、血色のよい肌に
釘付けになりました。
そんなこんなでヨーロッパのリッチな側面をがっちり見せてもらいました!!
ヨーロッパの奥深さってかんじがしたなー。
さすが500年にわたるリヒテンシュタイン侯爵家のすごさを堪能いたしました。
治りかけてはまたウイルスをキャッチするという
追いカツオ的風邪に苦しんでおりましたが、
治ってきたので、さわやかな秋の空のもと、
国立新美術館の「リヒテンシュタイン展」に行ってきました。
さきほどBS-TBSのぶら美で
やっていましたので、復習してました。
リヒテンシュタインって、人の名前じゃないですよ。
オーストリアとスイスの国境にある小さな小さな国。
リヒテンシュタイン侯爵の国です。
切手と金融が主要資産ということで、妄想が妄想を呼び、
ヨーロッパの貴族の方々が金融用語ですごい投資をしているのかな、なんて。
でもリヒテンシュタイン侯爵は本物のお金持ちなんです。
芸術を愛し、芸術を収集せよ、という家訓があるのです。
そして、たいてい家の人にその気があっても時代や戦争などで
できないものですが、500年にわたって収集を続けている一家=国なのです。
それだけでもクラッとしますよね。
リヒテンシュタイン。この音の響きが俄然キラキラしてきます。
そして生半可な気持ちで500年もキープできるはずがありません。
素晴らしいコレクションで感動をしてしまいました。
正直、中世の貴族のお金持ち遊びと思っていたのですが、いやいやすごい。
バロック、ルネサンス、ビーダーマイヤー、フランドル派の素晴らしい絵画!
圧巻でした。
バロックルームは左右対称に調度品やタペストリー、絵画が置かれ、
どうだ!ってくらいの鏡台やライト。さすがバロックです。
天井画も来ていてこれはちょっとした感動です。
ルーベンスは言い方が悪いのだけど、本当に絵の天才だなーと。
時代柄、宗教的な題材がおおいのだけどそれでも「デキウス・ムス」なんて
結構動画みたいな気分で見ちゃいました。
フランドル派の寓話的で町の人々的な絵もすごく良質な絵がたくさん来ていました。
そして今回の私的新発見は、ベーダーマイヤー。
「ぶら美」で教えてもらいました(*^_^*)が、
ベーダーマイヤーの意味は実直なドイツ人といった意味合いで、
ちょっとしたほのぼのとした情景や人物を描いた様式だそうです。
私的には良質なスナップ写真みたいな感じで、
生き生きとした人、動作、情景が美しい絵でした。
そのなかでも一番最後に展示してあった
アメリングの「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像」。
リヒテンシュタイン侯爵家のお嬢ちゃまですよー。
今でいうと、誰だろ。
トム・クルーズの娘スリちゃんか、マイケル・ジャクソンのパリスちゃんか。←ちがうか(笑)
そのお嬢ちゃまを描いた絵がこの上ない幸福感に満ち足りた空気がでていて
ちょっとした感動でした。
一方ルーベンスが自分のために描いた娘クララの肖像(TOPの写真にあるチラシになっている絵)
もその天才ならではの闊達な筆運び、生き生きとした瞳、血色のよい肌に
釘付けになりました。
そんなこんなでヨーロッパのリッチな側面をがっちり見せてもらいました!!
ヨーロッパの奥深さってかんじがしたなー。
さすが500年にわたるリヒテンシュタイン侯爵家のすごさを堪能いたしました。
ずっとずーーーっと昔、小学生だった頃に家に
外国の写真があって、その中に花がすごくきれいに咲いてる風景がありました。
端っこに「リヒテンシュタイン」とあり、その国名を覚えました。
この名前を聞く度にあの風景が目に浮かびます。
そうですか、そんな威厳のあるそして芸術性のある国
なんですね。素晴らしい!
こんな可愛らしいお嬢ちゃんがいるルーベンスが
まさか自分の絵を見ながら天に召された少年がいるとは
夢にも思わなかったでしょうね。
(私も妄想と現実が頭の中でゴチャ混ぜ状態です)