テレビとうさん

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「デマ」 と 「ウソ」

2021年01月27日 | 統計
 「ウソ」とは、真実を知っていて「事実では無い事を言う」ことなので、騙された人や知らない人が言う「ウソとされる流言」は、行為そのものを「ウソ」とは言えません。また、自分がその流言によって「嘘つき呼ばわり」されない為には「~~と云う話がある」「~~と言っている人が居る」等と伝えると、それ自体は事実なので問題は有りません。「ウソ」より癖の悪いのが「詐欺」で、これは最初から相手を騙すつもりで言う「ウソ」であり、何らかの利得を得ようとする犯罪行為なので、裁判の対象になります。

 一方「デマ(Demagogie)」の場合は政治的要素が不可欠で、大きく分けて二種類あります。

① 「ウソ」とは限らず、無知な民衆に対して、大衆感情に訴える事で政治を一定方向に導く「扇動的民衆政治手法」。
② 「ウソ」により、知識層を錯誤に陥れ、支配階級の感情に訴える事で政治を混乱させる「抑圧的民主政治手法」。

 デマを積極的に流す人を「デマゴーグ(Demagog)」と呼び、日本語で「扇動的民衆指導者」と言います。つまり、少なくとも「デマゴーグ」自身は「指導者」であり「民衆ではない」と言えます。

 なにやら、コーネル大学に関するアーカイブサイトが、
沖縄に住む民間人に対して「デマゴーグ呼ばわりしている」そうです。←(これは、「・・・そうです」と書いているので、「ウソ」でも「デマ」でもない。)

 正確には
「VoterFraud(有権者詐欺)2020でのデータセット(Filter Users:Community3-TopUsers)」のトップが「ganaha_masako」になっているという事です。勿論、この画面が「ウソ」かも知れませんし、「ganaha_masako」が「我那覇真子」本人かどうかも分かりません。しかも、「retweet_count_metadata(ユーザーが他のユーザーから受信したリツイートの集計回数)」の値がグーループ内でトップなだけであり、「ウソ」や「デマ」を振りまいた数では無く「有権者詐欺」にも該当しません。

 大きな(公的)組織が「民間(組織の)個人」を「詐欺指定」する事は、無知の為せる業で「恥を知れ」の類です。この大学の組織は ②の意味での「デマゴーグ」なのですが、何故か Twitter社 はこの「デマ(扇動記事)」を削除しません。まさに【Twister】です。当然、コーネル大学やTwitter社は裁判の対象になります。

英辞郎 on the WEB【twister】
・ ねじる人[道具]、より糸機。
・ 竜巻〈米〉。
・ 詐欺師〈英〉。
・ カーブ球、回転がかかったボール。

 大組織が個人を「詐欺指定」する事自体が「愚かな仕業」なのですが、少なくとも「詐欺を発出したとされる当人」に対してその「詐欺」の内容とその根拠を示すのが「人として最低限のマナー」です。勿論、この組織自体が ①の意味での被害者かも知れないので、この「愚か者」に対してはこれ以上は書きません。

 「ウソ」の場合は個人でも発出が可能なので、その場合の対抗処置は「真実」を示す事で個人でも糺す事が出来ますが、「デマ」の場合はそれが「政治的」な為に、その発出元は巨大組織である場合が多く、或いは「ボルシェビキ(多数派:実際は少数派)」の如く自ら巨大であるように錯誤させるので、対抗する事は困難になります。

 「デマ」の発出元に踊らされた ②の知識層がそのインスタンスである「拡張されたデマ」により ①の被害者を大量に生むと「革命」が成功します。その「拡張されたデマ」の内の「拡張部分」は「元のデマ」からのインヘリタンスは無いので、最初の「デマゴーグ」の責任は問われなくなります。革命の成功後、その「辻褄」を合わせる為に ②の支配階級は「デマを拡散した罪」で粛清され、独裁政権が成立します。

 これが「共産主義革命」の機序ですが、「歴史は繰り返す」事が証明されつつあります。




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