「エネルギー」 と 「経済合理性」

　「原発はトイレの無いマンションだ！」と言う人がいます。フランスや「中共支配地域」では、その「トイレの無いマンション」を造り続けていますが、それに対して忠告する人をあまり見かけません。きっと「日本の原発だけ反対派」は、他国に住む住民は「道端で脱糞処理するから問題はない」と思っているのかも知れませんww

　それはさておき、それどころか、日本政府が地下に「最終処理トイレ」を作ろうとしても反対をします。その理由は「数千年間の安全性を保障できないから」らしいのですが、どうやら「反対派」は、地上の「トイレの無いマンション」は数千年間耐えられると思っているようです。

　「中共支配地域」に新築された人民の住む本当のマンションは、空室のまま１０億人分以上用意されていて、トイレどころか人すら住んでいないので、地震で崩れても安心と言えば安心です。最近、フランスが開発した中国南部の原発が今年の6月に事故を起こしたようですが、「日本の原発だけ反対派」は「中国とフランスの原発事故」に関しては騒ぐ気配は有りません。

　「中共」は、最初は秘密裏に事故処理を試みたようですが、フランスがアメリカに協力依頼した事からバレたようです。事故から半年が過ぎましたが、その後のニュースは無いようです。いつものように道端で処理したのかも知れません。

　世界の３０％の二酸化炭素を排出する「中共」は、石炭火力発電所も大量に建設する予定だそうです。日本の環境活動家やグレタちゃんは沈黙していますが、どうやら「中共の排出するＣＯ₂はクリーンで地球温暖化に影響しない」と思っているようです。

　私は、「地球の寒冷化」を防ぐには微力ながらもＣＯ₂の排出量を増やした方が良いと思っていますが、それよりも「ＣＯ₂は植物の栄養素」である事の方が重要だと思います。「空中二酸化炭素」が減少すると植物が育ち難くなり、飢餓が発生してウィリアム・ヘンリー・ゲイツⅢ世の思う壺です。ＤＳは「地球の調和的人口は５億人」としているようなので、７０億人ほど多いようです。

　炭素系内燃機関搭載の自動車はＣＯ₂を排出しながら走りますが、植物の栄養素なので問題ありませんし、水素猿人・・・もとい、水素エンジン自動車の燃料であるＨ₂は、今のところは石油系燃料から製造されているので、ＣＯ₂を余計に排出し、植物に優しい燃料と言えます。

　ところが、ソーラー発電でＨ₂を製造しようと企んでいる輩もいるようで、森林の伐採による自然災害が心配です。それでも、「中共支配地域」の様に、禿山に緑色のペンキを塗れば「緑化計画」が進み、少しは気休めになるかもしれません。

電池自動車；５Km／KWh
電力料金　；３０円／KWh（一般家庭一ケ月の総使用量300KWh以上で、補助金が無いと仮定）

ガソリン車；１０Km／Ｌ
ガソリン　；１５０円／Ｌ（内、税金は７０円／Ｌなので、実質８０円／Ｌ）

　ＥＶ（電気自動車）のバッテリーは将来「容量１KWh当り1万円」まで下がるようです。ＥＶバッテリー寿命保障は８年（または１６万Km）とされているので、容量６０KWh（６０万円）のバッテリーでは「年間７．５万円」を償却する事になります。勿論、これには使用電力料金は含まれていません。つまり、この償却分だけでガソリンを「年間５００Ｌ（５千Km走行可）」買えることになります。

　今のところは、バッテリーは新車購入時には補助金でほゞ無料になり、寿命保障も無償交換なので「割安」のように感じますが、実勢価格は「バッテリー製造時のエネルギー消費量」と「ガソリン車の走行エネルギー消費量」は等価と言うのが経済合理性から計算される価格と言えます。

　つまり、年間５００Ｌのガソリンを消費するのと、ＥＶバッテリー（６０KWh）を使用することは、ＣＯ₂排出量は等量と云う事になります。更に、ガソリン価格の半分近くは税金なので、寧ろＥＶの方が使用電力も含めるとＣＯ₂を多く排出しているかも知れません。

　これを計算すると、ＥＶが１０Km走行するのに電力量２KWh（６０円）なので「バッテリー寿命交換時の１６万Km」を走行するのに９６万円かかります。ガソリン車は１０Ｋｍ走行するのに「１L（実質８０円）」消費するので１６万Ｋｍ走行で１２８万円です。燃費は３２万円ほどガソリン車が余計に掛かりますが、バッテリー本体の価格（８年間で６０万円）を考えればガソリン車の方が安くなることが分かります。

　ウソの温暖化対策で恣意的なＥＶ優遇政策と、過重なガソリン課税によって歪められていますが、ＥＶの方がライフサイクルで考えるとＣＯ₂を余計に出しているので、「寒冷化」を防ぐ為には環境にやさしい政策と言えますww