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「社会保険」 と 「乾いた雑巾」

2023年05月29日 | ニュース
 Bingチャットで「社会保険」と入力したら、

社会保険についてですね。社会保険とは、病気やケガなどに備えて、生活を保障してくれる公的保険です¹。社会保険には、健康保険、厚生年金保険、介護保険などがあります¹。社会保険に加入するための条件や手続き方法については、日本年金機構の公式サイトをご覧ください²。何か他に質問があればお答えします。

ソース: Bing との会話 2023/5/26
(1) 社会保険とは?加入条件や種類、国民健康保険との違いを .... https://www.obc.co.jp/360/list/post211.
(2) 日本年金機構. https://www.nenkin.go.jp/.
(3) 社会保険の加入条件とは?必要書類や手続き方法、2024年10月 .... https://www.freee.co.jp/kb/kb-payroll/how-to-enroll-in-social-insurance-system/.
(原文の儘)

だそうです。

 この説明からすると、「病気やケガなど」の「など」に子供の誕生が含まれているかどうかは分からないのですが、政府が捏ね繰り回している「社会保険で少子化対策」だとしても、「生産性(しょうさんせい)」の無い人は万が一にも子供が生まれる事が無いので、「保険」の対象外である事は明らかです。

 また、「年金保険」は、予期せずww老人(65歳以上)になった場合に受け取れるのですが、少なくとも「積立部分」は「保険」ではなく「貯蓄」の一形態に過ぎません。ところが、「100年間は枯渇しないとされた積立金は、あと10年ほどで消失するようです。

 「保険」とは、将来の「予期せぬ災厄」に遭遇した時に支給されるので、子供の誕生や子育て、或いは老化が「予期せぬ災厄」だと思っているのなら納得できます。但し「積立部分」は、あと10年で枯渇すると分かっている「予期できる災厄」なので、保障されないかも知れませんww

 政府が検討中の「少子化対策」では、2026年度にも社会保険料の引き上げで年間1兆円程度の財源を確保するようです。児童手当の所得制限撤廃など対策には新たに年間3兆円程度が必要で、うち2兆円程度は医療や介護など社会保障費の歳出削減と、24~25年度は年1兆円程度を国債発行でまかない、以降は社会保険料の負担増になるとされています。

保証する;将来に於いて損害が発生した場合には責任を取る。
保障する;将来発生するかも知れない損害(障り)に対処する。
補償する;既に発生した損害の埋め合わせ(償い)をする。

 政府は、本来の社会保険の対象である「医療や介護」に対する保障費を減額したうえに、損害と考えるには不適切な「子育て」に対し、社会保険料を増額して保障金を支給するようです。

 子供の誕生は災厄で、子育ては損害であると考えているのなら、「少子化政策(対策では無い)」としては納得できなくもありませんww

 「Nアッチ系」の日曜討論で、国民民主党の伊藤孝恵議員が「教育国債を議論してほしい。優れた技術やサービスを生み出す人を育てる投資的経費は認めるべきだ。財源の多様化は必要だが、社会保障費の歳出改革は難しく
乾いた雑巾はもう絞れない」と、一見真面に思える発言をしたようです。

 「乾いた雑巾」が社会保障費を指すのなら、これ以上歳出を増やすことが出来ないので、「歳出削減」をする方針の政府と同じ事を言ってます。喫緊の問題は「少子化」であり、「教育問題」ではありません。何れにしても「社会保障」は社会的な損害の保障なので、「社会保険」の対象ではありません。

 子供が生まれ育つことは「損害」ではないので、財政支出を増やす事でしか解決しません。その財源は、経済成長によって税収が増やすか、出来なければ「子育て国債」を発行するしかありません。



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