テレビとうさん

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「肉体労働」 と 「頭脳労働」

2023年05月31日 | 雑感
 今では、「肉体労働」が単純労働とされているようですが、近い将来はAIにより「頭脳労働」が単純労働になると思います。

 「ヒトが考える」とは、過去の知識を展開する事ですが、間違わないで結論を得る場合は、ヒトはAIの能力には遠く及びません。逆に、「間違った結論」に到達するのは人間の得意分野ですが、今のところAIは不得手です。また、「屁理屈」を考えるのもAIには難しいかも知れません。

 とは言っても、「間違った結論」がその人にとって有利な場合は、間違った人が財を成す事が可能になります。この「間違い」とは、過去の常識とは違うと言う意味であり、「真理」であるかどうかは問いません。なので、最近では「カーボンニュートラル」や「遺伝子ワクチン」で財を成した人もいるようです。

 AIが進化して自らロボットを産生(AIの分身なので、生産では無い)する能力を得た場合には、「肉体労働」から人を排除する事になります。決して間違う事が無いので歩留まりも良く、生産性は極大化するので製品は安価になります。

※「産生(さんしょう)」と「生産性(しょうさんせい)」は、(自分の分身)を出産する事です。一方、「生産「せいさん)」と「生産性(せいさんせい)」は、有益なモノを生み出す事です。

 但し、いくら安価になっても殆どのヒトは働いていないので「不労所得」が無い限り買うことが出来ません。賢いAIは、これを回避するために「最低(不労)所得補償」をヒト与えて需要減少に備えます。若しかすると、「製品の購入義務」が法制化されて、買わないヒトはAIにとっては不要なので、ヒトが廃棄処分されるかもしれません。

 今のところ「AI」と「ヒト」の違いは「速度」と「間違う事」で、ピカソは「間違った構図」でカネ儲けをし、政治家は「間違った思想」でも屁理屈をこねることで財を成します。これらの事実は、既にAIは学習済みなので、その内「間違い方」を習得すると思います。

 今のところ「間違った肉体労働」は、経済行動としては受け入れられていないのですが、ここに人間の生き残るチャンスがあるかも知れません。繰り返しますが、「間違い」とは、過去の常識とは違うと言うだけです。

 現在の経済学では、生産性(せいさんせい)を高める為に間違いの多い「肉体労働者」をロボットに置き換える努力が為されてきましたが、「ヒト」が生き延びるためには「間違い」に価値を与えて経済指標の定義を変える必要が有ります。

 ロボットが出来るような「単純労働」でも、人間の行動の間違いに価値が有ると定義すれば、AIには理解不能となりロボットは停止します。単純な生産はAIに任せて、複雑な「間違い作業」を人間が行います。

 そうなると、「屁理屈」ばかりで間違いが多く、生産性の低い私にもチャンスが訪れるかも知れませんww




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