テレビとうさん

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「蝶」 と 「蛾」

2024年06月09日 | 雑感
 「蝶」と「蛾」は何れも「チョウ目(鱗翅目:りんしもく)」で、両者には明確な区別(線引き)はないのですが、「日中に活動」する鱗翅目をチョウと言い、夜に活動」する場合はガと呼ぶ国もあるようです。

 活動する時刻で分類するのは客観的(合理的)と言えますが、「見た目」で判断する場合は主観の違いが大きい国では難しく、「民族としての統一性」が必要かもしれません。

 つまり、見た目による「チョウとガの分類」は、差別のないところに差別を作り出すのが得意な人によって利用されるおそれが有ると云うことです。

 「
夜の蝶」は、小説や映画・演歌などで出てくる、一般に「悲しげな(移り気な)深夜に働く美しい女性」を指すと思いますが、「夜に活動する鱗翅目はガ」と定義する国では「蛾」ですww

 鱗翅目にも雌雄は有るので、蝶を女性だけに例えるのは「男性差別」と言われそうですが、酔って夜に纏わりつく男性を「蛾」に例えることで、「ガとチョウは同じ鱗翅目」であることを考慮すると、平仄は合うのかも知れませんww

 「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつ胡蝶蘭の学名は「ファレノプシス(Phalaenopsis)」で、
「蛾のような」という意味だそうです。

 若しかすると、西洋人は「蛾」も「蝶」も同じに見えて、区別する必要は無いのかも知れませんが、「反日メガネ」からすると「西洋人には差別意識が無く、日本人は見た目で差別する事案が多くみられる」とする言動の先入観に繋がるのかも知れませんww

 男女を含む各種生物個体の「見た目の違い」は自然淘汰によるものであり、(現在からみると)現状が最も合理的結果と言えます。見た目が違うことで其々が「生きる場」を得て、存在しています。

 ヒトを含む生物の「美醜」も、主観性・客観性を問わず、生き続けるには必要な要素です。殆ど害のないゴキブリに驚いて悲鳴を上げる人でも、「差別主義者」と言われないし、いや、それだからこそゴキブリの存在価値が有り、コオロギにしてもヒトに対する毒性が有るので乱獲から免れます。

 見たままを「本能で認識」することで自然が成立しますが、ハヤリやカネなどの「煩悩で認識すると自然は破壊されます。但し、ヒトも自然の一部と解釈すれば「破壊された自然」も自然です。



「温暖化」 と 「春秋二倍歴」

2024年06月06日 | 雑感
 天照大御神の孫である邇邇藝命(ににぎのみこと;神武天皇の曾祖父)は、天照の名代となり、「豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(葦原中国;あしはらのなかつくに)」に降り立ち、天照から三種の神器と共に「稲穂」を授かり稲作を始めました、とさ。

 縄文時代(~前5世紀)から古墳時代(3~7世紀)にかけては比較的暖かかったのですが、飛鳥時代(592~710年)は寒冷化によって作物の収穫は細っていたようです。

 今年は西暦2024年で皇紀2684年です。私は、今年は「
(珍説)皇紀2031年」と書いたのですが、これには「地球温暖化(寒冷化)」も影響していると考えています。

 稲は西暦650年以前は暖かかったので二期作が可能な為に「皇紀一年二歳」を採用したのですが、古事記(編纂712年?)や日本書紀(編纂720年?)が成立した時代は寒冷化によって一年に一回しか収穫できなかったことから「皇紀一年一歳」になり、以降は、通常の暦と同じになったと思われます。

 現在の日本は、地球温暖化により「春秋二倍歴」が復活すると思いきや、単に「
異常気象のサイクル」による温暖化と寒冷化の繰り返しに巻き込まれているだけのようです。

 太陽活動の変化で「異常気象」が起こるという説では、太陽光から受ける熱量の変化は誤差の範囲でしかないのですが、太陽からの放射線が
地球大気に衝突することで起こる「雲のでき方の影響は大きいようです。但しその場合でも、「雲による保温効果」と「雲による太陽光遮断効果」が考えられ、温・寒どちらに転ぶかは運しだいのようです。

 太陽の活動が盛んになると黒点が多発し、地球に届く放射線量も多くなってオーロラが低緯度地域でも見られ、また雲の発生率が高くなると言われています。

 森林を伐採してソーラパネルを敷き詰めると、本来は吸収される筈のエネルギーがパネルで反射され、宇宙に放射されれば影響は少ないのですが、雲に当たって遮断されれば、温暖化を加速すると思われます。

 北海道は寒いので、二酸化炭素にも協力してもらい「温暖化して春秋二倍歴」が復活して欲しいのですが、日本の場合は特殊事情により、
二酸化炭素はあまり当てには出来ないようです。

 最近では「
大阪万博会場の工事現場で、温暖化係数が二酸化炭素の23倍であるメタンが噴出しているようなので、少しは期待できるかもしれませんww


「愛国者」 と 「ならず者」

2024年05月26日 | 雑感
 アメリカの「独立運動(戦争)」を批判し、「アメリカはイギリスによって守られている。アメリカに対する権利侵害はなく、独立運動家は似非愛国者である」と主張していたサミュエル・ジョンソンは、「愛国心はならず者たちの最後の隠れ家だ(Patriotism is the last refuge of a scoundrel)」と言ったそうです。

 但し、ここでの「ならず者」は「似非(自称)愛国者」であって、

[愛国者]=[ならず者]

ではなく、あくまでも、

[愛国心を隠れ蓑にする人]=[ならず者]

です。

 なので、現在の米国が「ならず者国家」かどうかはさておいて、サミュエルに言わせると「USAはならず者によって成立した国家で、似非愛国者の隠れ家」です。

 「隠れ家」とは、例えば「犯罪者」が罪を犯し被害者がいる場合、その犯罪者は被害者やその周辺の人から制裁を受ける可能性があります。そこで犯罪者が考えるのは「刑務所に収監される事」です。そうすることで「刑務所」は「ならず者たちの最後の隠れ家」となります。

 「(愛国者を騙る)ならず者」は悪党であり刑務所を活用することは出来ますが、「愛国者」とは何の関係もありません。「刑務所」や「愛国心」を活用しているだけです。

 「刑務所」に収監されながら犯罪の指揮を執る事も、カネ次第で可能な国もあるようですが、日本の刑務所が「犯罪者の指令部」になることは難しいようで、政治家の場合は「病院は政治家の常設の隠れ家」と言えるかも知れませんww

 何れにしても、「刑務所」「病院」「愛国心」は国家・国民の安全を保障(保証?)するには必須アイテムで、これらが無ければ国の運営は出来ません。

 「愛国心」は、多民族国家では異民族同士を結び付けるのに有効ですし、単一民族国家にしても、「愛国心」が無ければ国外に資産を移して脱出する可能性が有ります。裏金メガネの言う「(移民に)選ばれる国になる」とは、「ならず者の最後の隠れ家になる」ことを意味しているのかも知れません。

 たとえ国家の方針で移民になったとしても、「愛国心や祖国愛」が無ければ、移民先で「ならず者」となって、当事国や祖国に迷惑を掛けるかもしれません。

 逆に祖国愛が有れば、祖国が侵略者から攻撃を受けた場合に「愛国心は最後の砦」となって、直接ではなくとも、後方から援護してくれるかも知れません。



「国民」 と 「州民」

2024年05月23日 | 雑感
 ヒトの住む地域には「人民(統治者が認識するヒト)」が棲んでいます。人民うち、国として統治された地域に住み、且つ当該国に対して主権を保有している者は「国民(national)」と言い、同時に「市民権」も付与されています。国民以外でも、合法的な居住者は「市民(citizens)」であり、市民権を保有する場合もあります。

 「アメリカ(United States of America)」は、州には州民がいますが、国としては「国民」ではなく「人民」が住んでいます。なので、人民は国を直接統治せずに、州民が州を通して間接的に関与することになります。

 「不法移民」の場合は、「未申請入国者」「非正規移民」「法適用外残留者」等とどう言い換えても、市民権の無い「人民」です。

 多くの国では、法律で自国民を「国民」ではなく「人民
」と言っているようですが、それは歴史的・地理的に分断された土地に住んでいる人々の扱い方が確定できないからだと思われます。これを逆に利用して、ロシアは「ウクライナ東部に住んでいる人民(国籍はウクライナ)はロシア国民だ」と言って併合の正当性(正統性?)主張しています。

 日本の国土は、日本国民(日本国政府ではない)に領有権が有るのですが、何故かその範囲は国内法では明らかにされていません。但し、その領域は国際法で保証されていて、国連憲章の「敵国条項」により、国連常任理事国(戦勝5ヶ国)の同意を必要とします。その理由は、講和条約を受け入れた政府が、今でも存続しているからです。

 なので、「外国に不法占拠された土地」に対して日本国政府が領有権を主張しても意味は有りません。他方、常任理事国は、自国の意思により拡大した土地は、国際法に関係なく「自国領」に編入することが可能になります。

 つまり、現状として領有権の有る土地に住んでいる人を「国民」とすると、拡張予定の土地に住んでいる人は「自国民」ではないため、領域拡大は不法占領であることを認めることになります。そこで、「自国民は人民である」とすることで、他領域の人民と土地を同時に編入することが可能になります。

 アメリカには「州民」はいても「国民」はいないので「領域拡大」は簡単で、中国も「人民」しかいないので、同様ですww。

 合衆国の「州民」には国民としての権利は付与されていないので、自ら有権者登録をしなければ「大統領選挙人やアメリカ議会議員」を選出できません。

 自国民を「国民」と定義している国が、その国の領土を拡張するためには、他領域に住んでいる人民に対して、国民として自国の主権(選挙権など)を与えることで、合法的に「統治領」とすることは可能になります。

 と、なると、「特別永住者や適法・不法滞在者(日本国以外の自国の主権は保持している)」に対し、当該国政府から「日本における選挙権」を与えるよう要望があった場合に、有権者登録した外国人にも日本の選挙権を与えることで、アメリカの各州のように、当該国を日本の一つの州として領有化することが出来るかもしれませんww

 また、日本が米国大統領選の選挙人を選出することが出来れば「日本はアメリカの51番目の州」になり、逆に米国が日本の首相を選出できるのなら「米国は日本の何番目かの州」と言えます。

 但し、日本が米国の51番目の州になると、「日本州」が米国最大の州になるので、日本州から米国大統領が選出される可能性が高く、他州は認め難いと思います。

 現在の日本は米国の指示で首相が選ばれているようですが、日本総督府(通称、米国大使館)の指令に従っているだけであり、実質的には「米国の被保護国」と言えます。



「聞く力」 と 「読む力」

2024年05月20日 | 雑感
 「聞く力」が有っても「聞く耳」を持ってないうえに、メモした「ノート」を持って歩いても「見る目」が無い人には、「パブコメを提出」しても無駄かも知れませんww

 刑法第92条
1.外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者は、2年以下の拘禁刑又は20万円以下の罰金に処する。
2.前項の罪は、外国政府の請求がなければ公訴を提起することができない。

 判例があるかどうかは分からないのですが、此処での国旗には「日本国旗は含まれていない」とされています。しかしながら、日本の法律は日本国内にいる外国人にも適用されるので、(日本国内で、日本国に対して侮辱を加える目的で)外国人が日本国旗を損壊した場合は、外国人にとっての「外国である日本の国旗」を損壊したのだから、犯罪と言えます。

 但し、「日本国旗の損壊は、法の適用外」とされるようです。あくまでも「日本人が、日本国旗以外を損壊した場合」を想定しているようで、日本人差別と言えます。

 聞く力のある岸田首相が「外国人や性的マイノリティに対する不当な差別が存在する」と言ったことに対する返礼かどうかは分りませんが、バイデン大統領も「日本人は外国人嫌い」と同調してくれましたww

 日本人が嫌いなのは外国人ではなく、少なくとも私は「犯罪者・不法行為者が嫌い」なだけであって、岸田・バイデンとは違って偏見は無く、外国人差別はしていません。偶々「外国人の犯罪率が高い」ことから、好まない外国人の比率が高いだけです。

 「刑法第92条」の趣旨は「外国を侮辱することは悪」であり、犯罪要件が満たされるかどうかは兎も角、日本国民を含めて、国籍による差別は有ってはなりません。

 若しも日本国内で、「ロシア人がウクライナ国旗を損壊しウクライナ政府から請求があった場合」や、「ロシア人がロシア国旗を損壊しロシア政府から請求があった場合」など、何れも日本にとっては、「外国人」による「外国の国旗の損壊」でです。これらが「犯罪要件」を満たしているかどうかは分りませんが、「法の趣旨」では犯罪と言えます。

犯罪者;刑法に違反した者。

 「不法入国者」を含む「不法滞在者」は、それ自体では「犯罪者」にならないようで、2022年の「外国人犯罪者」のデータは、

日本全体の犯罪検挙数 :175041人(対人口比 約0.14%)

正規滞在者の犯罪検挙数:  6766人( 〃   約0.21%)
不法滞在者の  〃  :  2782人( 〃   約3.95%)

と、なっていて、外国人の不法行為である不法滞在の96%は検挙されていません。

 つまり、日本で「犯罪者・不法行為者が嫌い」と言うと、(統計上は)「外国人が嫌い」と同意語になり、「犯罪者の父親」や「見る目・聞く耳の無い人」に批判されると云うことですww