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オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「満州人」 と 「イギリス人」

2024年05月15日 | 歴史
 イギリス人は、神から与えられた「明白なる天命(マニフェスト・デスティニー)」によってアメリカを統治し、満州人は「天命が下った」としてシナ大陸(清朝)を統治することが出来ました。

 「北アメリカ」の大半は「イギリス人」が支配し、その後「アメリカ合衆国」として勝手に独立しました。米国には多くの元イギリス人が残っているのですが、「独立以降」は米国人です。当然乍ら、米国を元イギリス人が統治ししたからと言っても、英国(第二帝国)に対する領有権は米国にはありません。

 「満州人」は「支那大陸」の大半を支配して、その後「大清帝國」が成立しました。大清帝國滅亡後に「中華民国」が成立し、大日本帝国の保護により溥儀は満州国(大清帝国の聖地)で皇帝(康徳帝)に即位しました。中華民国には多くの満州人が残っていたのですが、以降は中国人です。当然乍ら、例えシナ大陸を「元満州人」が統治したからと言っても、満州に対する領有権は中華民国にありません。なので、満州帝国の成立は国際法にも準拠しています。

 孫文や蒋介石は、「漢民族による国家の再興」の為の援助資金を日本から受け取りながら、アメリカによる工作もあって中華民国成立後は、諸外国と同様に条約を結んで住んでいた日本人と敵対するようになりました。

 更に、ソ連の裏工作による中国共産党も加わってシナ事変が本格化し、後の「大東亜戦争」や「太平洋戦争」に繋がり、アメリカの原爆による「民間人大虐殺」を以って終戦を迎えました。

 戦後シナ大陸では、共産党が満州・蒙古・東トルキスタン・チベットに攻め入り民間人を虐殺することで手中に収め、大陸を追い出された(中国)国民党は台湾で「中華民国」を成立させ、台湾人を虐殺しました。

 今は、満州に「満州人」が存在しているかどうかも分からなくなり、「中共が満州(中国東北部)を不法占拠」しています。これを米英関係になぞらえると、「米国が英国を不法占拠」していることになります。

 アメリカは、単にインディアンを虐殺し土地を奪って成立しただけなのに、「独立戦争でアメリカをイギリス支配から解放した」事になっていて、これがアメリカの正統性を担保しているかのように振舞っています。中国共産党も「日中戦争によって満州を日本支配から解放した」と嘯いています。

 「ウイグル自治区(東トルキスタン)」「チベット自治区」「内モンゴル自治区(南モンゴル)」は、現在でも其々の民族が多少は残っているようなので、インディアンが少しだけ残っているアメリカ合衆国の成立に正統性を主張するのなら、アメリカは「中国共産党による侵略地の統治権は正統である」と認めざるを得ないかもしれませんww


「やまと国」 と 「邪馬台国」

2024年03月28日 | 歴史
 昔々、国家の概念が無かった日本海周辺に自分のことを「わ(我)」と言う、言霊を信じ文字を必要としない人々が住んでいました。そこに文字を必須とする民族が現れ「どこに住んでいるのか?」と訊かれて「わはやまと(我は山門)に住んでいる」と答えたために、「倭人の国は邪馬台(ヤマト)」とされました。

 「門(と)」は出入り口の意味で、「やまと」は、山岳地域や海岸沿いよりも安全な「山のすそ野」を意味し、特定の地域名ではなく、日本海周辺にある一般農耕民族の居住地区です。

 海浜部には「海人(あま)族」が住んでいて後に「天(あま)津神」の系譜となり、「海人(天)族」が「やまと」を統治することで「大和(やまと)」が成立した・・とさ。

 誰が日本列島を「やまと」と名付けたのかは分りませんが、言葉だけで信頼関係を築けた時代が去り、信用のおけぬ民族との付き合いが始まってから証文としての「文字」が必須となり、その民族から与えられたのが「邪馬台」の文字のようです。

 「邪馬台」は、「ヤマタイ」と読むか「ヤマト」と読むかは分からないのですが、「ひらがな・カタカナ」の成り立ちから考えると「也末止(やまと:ヤマト)」が正しいと思います。

 現在では「日本(ニッポン)」を英語で「Japan(ジャパン)」と呼ばれても何の違和感もなく日本人が受け入れているのと同様に、当時の「ヤマト民族」は「やまと」を外国人から「邪馬台」と書かれることを受け入れたと云うことになります。

 「シナ大陸」では、どの地域出身の王朝がその中原(チュウゲン)を支配しているかによって、シナ大陸の統一名を「・・秦・・漢・・宋・・隋・・唐・・元・明・清・(中華民国)・(中華人民共和国)」と呼ばれているようです。

 つまり、「シナ大陸」は「シナ」と云う国名ではなく、中原を支配している「天子である王朝」に由来する地域名が「国名」と云うことです。中華世界には天子は一人しかいないので、中華民族は他国の意思とは関係なく「中原を支配している者が世界(地球)の支配者」と考えています。

 歴史上の話とは言っても、「中原の天子」によって命名された「邪馬台」をそのまま表記している間は、日本人の意思とは関係なく、「日本は中華の周辺地域である」と認めることになります。実際に今でも、これを認めている政治屋・学者屋・報道屋は多いようで、政府の意思を決定する書類にも「中華ロゴ」が使用されていますww

 実際には、無知な自称「天子」が一人いるだけですが、「カネメ」も有って、これを「裸の王様」であると言う人は少ないようです。

 現在に於いて、「やまと」に「倭」「邪馬台」「大和」「日本」(「也末止」)の内の、どの字を当てるかによって、その人の「
脳のシビレ度」が判るかもしれませんww

 それは兎も角、外国人によって当て字された「倭」「邪馬台」などは「やまと全域(日本列島)」を指しているのではなく、特定の地域名にすぎないと云うことです。現在でも「Japan」には、国際法上明らかに日本領である「北方四島・竹島」や、「サ条約」で日本が「戦勝国連合(通称、国連)」に対して放棄しただけで、何処の国にも領有権のない「樺太」「千島列島」「満州」「台湾」等々は、連合国側と主張する個別の国々に「不法占拠」されたままで、「Japan」には含まれていません。

 もしも、連合国がこれらの「領有権が定まっていない地域」を、(国際法上は有効である)信託統治権を放棄し、「敵国条項」を無効にして日本に移譲(返還)すれば、日本国領となる可能性は残されています。
 
 これもさておき、私は「やまと」は日本列島全体を意味し、一方「倭」「邪馬台」「大和」は、「シナ大陸」での歴史上の成立国名に似ていて、日本列島の地域名に過ぎなかったと思っています。

 「神話」では、天の意思で中原の統治を任された天子によって「中国(チュウゴク)」が成立し、天の使い(天津神)が大国主(国津神)から国を譲りを受けた事で「葦原中国(あしはらのなかつくに:日本列島=やまと)」が成立した事になっているようです。


「真珠湾攻撃事件」 と 「米議事堂乱入事件」

2024年01月21日 | 歴史
 米国(民主党)では、「キャピトル・ヒル」を「真珠湾」と同一視し、トランプとその支持者を排除しようとする動きが有るようです。
 
 いずれの「事件」も、(米国)民主党は事前に知っていて(敵を)招き入れました。トランプ大統領や山本五十六が民主党の罠にはまった訳ですが、その後の山本は(計画通りに)処理され、その支持者も戦後処理されました。トランプとその支持者は・・・・現在進行形のようです。
 
 日本で「戦後処理」を免れた人々は何も無かったような顔をして「保守」を名乗り戦後を乗り切ってきたのですが、トランプによる「MAGA(偉大なアメリカを再び:アメリカ第一主義?)」が言われるようになり、当時のアメリカが世界一でないことを知ったことから「親中派」が俄かに活気づきました。
 
 民主党(米国)は、「米議事堂乱入事件(キャピトル・ヒル)」をトランプによる犯罪として、司法や報道機関をフル動員し断罪しようとしましたが、「真実」は逆であることが判明しつつあります。
 
事実;実際に有った事(神が成した事)。
真実;人が事実と信じた事(人が為した事=偽ww)。
 
 トランプに対する「真実」にはもう一つあり、「MAGA」をアメリカ一国主義であると信じているひとが日本にもいるようですが、「事実」は、各国の国民が「自国が一番である」と考えることで、対外紛争を抑止できるのではないかと期待するのが「MAGA」の本質だ、と私は思うww。事実として、「トランプ政権時には戦争は起きなかった」と評価されています。

 また、圧倒的に多い「麻薬・人身売買組織」や「スパイ」の入国を抑え込むために「国境の壁」を増強・管理し、「不法移民の排除」を徹底しました。これが「自国第一主義」に見えるかどうかは見る方向に拠りますが、適法移民は受け入れています。
 
 例えば「ブータン」は世界一幸福な国との評価があり、自国民がそれを信じていれば、他国に対して「幸せのおすそ分け」を考えることは有っても、他国を「侵略しよう」と思うことは有り得ません。なにも好き好んで(自国より劣った)他国を支配下に置こうなどとは「白人」でない限り考えないからです。

 つまりそれぞれの国が、何であれ「我が国こそ一番」と信じ、他国に余計な口出しをしないのが「MAGA」の本質である、と、私は思うww
 
 自分に自信がない人が、他人に虚勢を張ったり脅しを掛けたりするのと同じで、対外侵略を仕掛けてくる国は大概「中っくらいの国ww」で、内政の混乱を胡麻化すために外に打って出ます。戦争放棄を謳った日本は「自国第一」を諦めて久しく、内政の混乱を他国援助で誤魔化し、崖っぷちで「良い国」を演じています。
 
 何れにしても、「事件」は時の勝者によって「真実」として語られますが、「事実」かどうかは判りません。まともな社会では、「真実」は更新される運命にあり、少しずつ「事実」に近付きます。



「神話」 と 「歴史」

2024年01月08日 | 歴史
 「世界の神話」は大概、下地となる事実がない場合が多いのですが、「日本の神話」は「事実」を時の権力者の意向によって書き換えられ「真実」として語られたようです。

事実:実際に有った(神が成した)事。
真実:人が事実と認めた(考えた)事。事実とは限らない。

 それでも、主人公の「地位(神か人か)」や「善悪(見る方向によって変わる)」は兎も角、書かれていることは「実際に起きた事」をなぞっていることは確かなようです。

 「物部氏」の「物」の字義について様々な解釈がなされているようですが、私は「牛(4世紀に成立したヒンズー教では神聖な動物として崇拝の対象)」と「勿(なかれ:禁止の意味)」で、「神事に口出す事勿れ」から、神が支配するモノ以外の実体(神の内在は可)を意味すると考えています。

 つまり、天皇が「神の領域(祭祀)」のみに専念できるよう、「物部氏」は人が認識できる「モノの部(もののぶ)」を担い「もののふ(武士)」として、「権力と権威」を分離しようとしたと考えるのが合理的です。

 「天照大御神」が実在の人物で誰に当たるのかは諸説あって解らないのですが、「卑弥呼説」が有力のようです。政争や戦争で死亡した人は、敵味方に関係なく、神として名を遺すのが日本流で、古代からの伝統だと思います。

 これが「歴史の改竄」とされないように、「神話」として残せば過去の恨み辛みも晴れ、後世に政争の具として引き摺ることが無いと考えられたように思えます。

 現代になると、過去(明治以前)のワダカマリも無くなり、「
神話の歴史化」に精を出す人も増えているようです。

 しかし、日中戦争(正しくは、日支事変)と第二次大戦(正しくは、アジア解放独立戦争)を未だにワダカマっている人も多く、現存する「保守」にも「革新」にも、それぞれ「親米派」と「親中派」がいて日本の政治が混乱しています。

 「親中派」にも「親共産党(中共利権)派」と「親国民党(民国利権)派」がいて、「シン歴史話」にワダカマっている所為か「真の台湾(日本統治由来)派」はあまり見掛けません。

 「日本神話(古事記・日本書紀など)」のように、敵味方の区別なく「第二次大戦の英雄」を神に昇格すれば、若しかすると世界はもう少し平和になるかもしれません。

「民族主義」 と 「人種主義」

2023年10月20日 | 歴史
 「ダイバーシティ と 多様性」 でも書いたのですが、「diversity(多様性)」の元の意味は「(矛盾、対立による)離散」で、現在では「相異なる要素で構成される状態」だそうです。当然、日本語で言う「多様性」も社会の要素の一つに過ぎないので、「ダイバシティー」は多様的である必要が有ります。

 つまり、一意的な「多様性」を主張したり強制する人は「独善的」と言え、独裁国家の支配層に成るのが良いのですが、能力が無ければ「多様社会の一員」として甘んじるしかありません。独裁国家でない場合は、数多の「独善的な人」が存在可能な社会で「多様性を包摂する社会」と言えるかもしれません。

 逆に「対立する事の無い社会の場合は、「多様性を包摂する社会」とは言えません。

 「多様性」の意味からすると、一事に対しても多様な見解を包摂しなければならないのですが、「Woke(目覚めた人)」を自認する人の多くが「多様性」を主張しながら、それが「多様的」である事を否定します。

 「民族」の定義も多様的で、国際的にも国内的にも定まっていない上に、法的根拠も有りません。「民族主義(ethnic nationalism)」は、政治・経済・文化・言語などの分野について、民族としての利益や権力機構、自治組織などを求めようとする思想のようです。

 これに似た「人種主義(racism)」の場合は、人種間に根本的な優劣の差異があり、優等人種が劣等人種を支配するのは当然という思想なので、科学的には「現在の人種はホモサピエンス・サピエンスの単一種」とされている事から、理系に言わせると、間違った思想である事は明らかです。

 【アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(アイヌ新法)】に書かれている、「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌの人々・・・」の「先住民族」の定義を、政府は未だに示していません。

 「先住」は相対的な概念であり、「民族」は多義的な為に一意的な定義付けが出来ないので当然と言えばそれ迄ですが、それゆえにドサクサに塗れて成立した「アイヌ新法」が、利権にあやかれない両サイドから批判されているのが現実です。

 「日本国」の領土は1952年4月発効のサンフランシスコ講和条約により法的に確定されただけなので、当該外国から侵略されない根拠にはなり得ますが、条約を批准していないロシアなどは拘束されないので、今でも「北海道の東半分」を欲しがっています。

 日本領土を確定する国内法は無いので、「東北海道」がロシアに奪われた場合、日本人を守るのは「民族主義」に頼る以外にありません。ウクライナ東部のロシア系住民を守るためにロシアは「特殊軍事作戦」に打って出た事から、「ロシア系民族であるアイヌ」を救う為にロシアが北海道東部を奪った場合は、「日系住民であるアイヌ」を守るために日本が「特殊防衛作戦」を遂行してもロシアは認めざるを得ないと思います。

憲法第二十二条 
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

 憲法では、国民の国内での居住の自由が保障されていますが、日本政府が「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」は日本領と主張しているにも関わらず、日本人の立ち入りを禁止しているのは、拉致被害者と同様に、「日本人を保護する法律」が無いからだと思われます。

 日本国の領域と同様に、戦勝国連合(通称、国連)によって「先住民族」の定義が為されているようなので、外国人には「アイヌは日本の先住民族」と理解できても、日本の法律で「先住民族」の定義が定められていないので、日本人(アイヌ系も含める)には解釈しようがありません。

 「ダイバシティー」の定義から「民族の多様性」を考えると、日本には複数の民族がある事になりますが、「アイヌ民族」以外の民族が居るのか居ないのか、居ても何民族なのかも分かりません。

 そこで、「日本人は単一の民族」と定め、日本民族の中での多様性を包摂するのなら、縄文人や弥生人、
北海道和人(飛鳥時代以前)、更にはその後に進出してきたアイヌ人や、その他の外国人でも「法律の範囲内での自由」は認められます。

 但し、憲法第十四条の、

「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」

によって、「特定の人種(=民族。日本国憲法は白人由来であり、改正された事が無い世界で最も古い現行憲法なので、当時はまだ、人種と民族の区別は理解していなかったようですww)」を経済的・社会的関係において、マイノリティーやマジョリティーを問わず、差別する事は禁止されています。

 当然乍ら、「(占領統治法に由来する)日本国憲法」は日本人に対する基本法なので、在日外国人に対する差別(区別とも言う)は対象外です。

 アイヌに由来する人々を、「(根拠のない)先住民族アイヌ」として経済的・社会的に差異を設けるる事は、憲法に違反していると言えます。この矛盾を解決するには、日本国籍のある人を「日本民族」とし、日本が「単一民族国家」になる事です。