処置法研究室

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講習会に関する質問に対する回答 その5

2005-02-27 17:31:44 | Weblog
 現在に至る背景から書きましたので非常に長くなりました。
現在、学生との事であり自分でまとめて下さい。
私の講義は「難しいので有名」ですので、読むだけでは判らないかも知れません。

 簡単に言うと、法令的には「講習受講は必要」ですが、現実としては「殆ど必要はない」となります。
スキルとしては「重要」であり、履歴書にも「書ける資格」ですが、葬儀業界での認知度は「0.1%程度」です。
今後の可能性としては「有利」ですが、葬儀社の人事担当者自体が法令や施策無知のため「評価は期待出来ません」。
対価に値するかでは「1万円でくれるなら安い」(医学資格を取るには4年以上、数百万円以上が必要)と思われますが、この講習資格で資格手当ては期待出来ません。

 東京であれば毎月講習はありますが、地方では「年1」ですので講習受講は大変です。
業界や団体としてはこの「法令や資格は話題にもなりません」(銀座の恵子ママの話題の方が格上)
遺体を扱わない斡旋やフランチャイズの会社やNPO、業者や組織では関係ありません。
葬儀社より「遺体業界」の方が必要な法令や資格であり、エンバーミングは「必須」です。
メーク屋もこの講習か医学資格がなければダメです。
湯灌屋も当然ながらダメです。(法令上は1事業所に1名常時滞在)

 1万円が高いか安いか?
講習内容は「1万円に値しません」が、パチンコで30分で失うよりは確実に有意義です。
葬祭ディレクターは無くても葬儀を施行出来ますが、此方の講習資格は無ければ遺体関連廃棄物(感染の可能性のある体液不着物)が扱えないため、遺体が扱えなくなり葬儀に支障が出ます。
1万円と時間があるならば「受講する事をお奨めします」。

 この受講修了書は「環境省の外郭団体」でしか発行出来ません。

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1 コメント

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詳しい解説ありがとうございました。 (学生)
2005-02-28 00:01:36
 特別管理産業廃棄物管理責任者に関する講習会のことですね。

 実は個人的に興味があったので昨年取得しました。本当に参加することとお金を払うことに意義がある講習ですね。必要なのは時間とお金と居眠りをしない強靭な精神力だったように覚えております。

 本当に必要なこととは何なんでしょうか?
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