野鳥にもやさしい風力発電であってほしい・・・

私たちが使っている電気、野鳥たちが犠牲になっている!たかが鳥なのか・・・。

北九州市長からのコメントなし!

2023-11-04 19:46:28 | 日記

北九州市から回答がありました・・が、

洋上風力発電建設工事の中止を求めたことについて、

事業を誘致した北九州市の市長からはコメント無し!

 響灘洋上風力発電建設の中止を事業者に求めた件について、事業を誘致した北九州市の武内市長のコメントを求めていましたが、10月31日にエネルギー産業拠点化推進課から下記のような回答がありました。

市長への意見書(「市民の声」)回答(要旨)

 洋上風力発電は、国において「再生可能エネルギー主力電源化の切り札」と位置付けられるなど、長期安定的な普及が期待されているところです。北九州市はこのような社会ニーズに先駆け、平成28年度に「響灘洋上風力発電施設の設置・運営事業者公募」を行いました。以降、同公募選定事業者である「ひびきウインドエナジー社」が事業を進めているところです。当事業の推進にあたり、北九州市は学識経験者等の意見をふまえながら、公募占用計画の認定及び港湾区域内の水域占用許可を行ってまいりました。また、環境影響評価については、環境の保全に関し学識経験のある者により構成された北九州市環境影響評価審査会を設置しています。市長は環境の保全について適切な配慮がなされるよう、事業に対して環境の保全の見地からの意見を述べるため、審査会へ技術的事項の調査を諮問し、答申を得ています。また、学識者による客観的な意見である答申に基づき、市長意見を作成しています。なお、環境影響評価制度は規模が大きく環境に著しい影響を及ぼすおそれのある事業の実施前に、事業者自らが事業に係る環境影響について評価を行うこと等により、環境の保全について適正な配慮がなされることを確保するための仕組みであり、事業の実施を妨げるものではありません。

 担当部署作成のほぼ経緯だけを述べた回答をご覧のみなさまは、どのように感じられたでしょうか。就任間もない市長にはコメントを出せる認識は持ち合わせていなかったかもしれませんが(就任以前の事なので)、北九州市にとって一大プロジェクトのはずですから、担当部署に丸投げとは、一市民としては「勉強してほしいなあ」というところです。市民から求められれば、武内市長は何らかのコメントを出すべきでしょう。

 私たちが10月10日付で提出した市長への意見書の要点は、                         

1.若松沖響灘は北九州市の生物多様性を象徴する海域です。                           

2.環境影響評価制度では野鳥への影響を軽減できません。          

3.野鳥と風力発電の共存に向けてご尽力をお願いします。         

これらの点について、全く言及していないということは、

そもそも若松沖の白島を含めた海域を重要な自然環境として保全しなければならないとは思っていない?(だから大規模な風力発電事業を誘致したのか)

事業者が野鳥への実効性ある影響軽減策を実施しなくても済んでしまう環境アセスに対して、事業を誘致した北九州市としては、生物多様性戦略を掲げてはいるものの、一応環境審査もクリアしているので、誘致した立場上、事業者に対策の追加を求められない。 

事業者は事後調査を1年間実施して、野鳥への影響は少ないということになるだろうから、それで野鳥にも配慮した洋上風力発電ということになるだろうと踏んでいる。

 以上のように思えてなりません。たぶん当たらずとも外れていないでしょう。

 北九州市としては、響灘洋上風力発電による少々の被害は仕方ないと思っているのでしょうが、もしも甚大な野鳥の被害が起きた時、それでも北九州市は「環境未来都市」「SDG未来都市」の名に恥じないと言えるでしょうか。私たちは25基が建設されたとしても、野鳥たちへの影響をさらに追及していきます。野鳥たちは必ず風車の羽根に弾き飛ばされるのですから。オオミズナギドリが集団繁殖する白島の西側に隣接する風力発電2基の計画もあります。気を引き締めていきます。                                                      

 

 



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