３月園だより

～子どもたちの成長する姿に立ち会えたことに感謝～
園長　箱山　拓

　日によって寒暖の差が著しい気候が続いています。そんな季節の中、園庭に目をやると木々の蕾がふくらみ、足元には小さな芽が土の中から顔を出しています。また、玄関ホールには、子どもたちの健やかな成長への願いをこめて、お雛様を飾りました。そんな自然の様子や季節の節句をむかえながら、春の訪れを感じています。
２月の作品展には、保護者の皆様や地域の皆様の来園がありました。子どもたちの作品にあたたかい励ましのお言葉をいただきまして、ありがとうございました。子どもたちにとって、自分の作品が展示され、たくさんの方に見てもらえたこと、ほめていただけたことなど、作品展示を通して経験できたことはこれからの子どもたちにとって喜びや自信へつながることと思います。

　さて、今年度も残すところ1ヶ月となりました。この１年間を振り返りますと、園での日々の活動や季節ごとの行事などを一つずつ体験しながら子どもたちは、すくすくと大きく成長してきたと感じています。４月の頃、やっと首がすわったばかりの子が、今では一人で立って歩けるようになりました。言葉で自分の気持ちをうまく伝えられなかった子が、お話が上手にできるようになりました。はさみなど道具をぎこちない手つきで使っていた子も今では上手に使えるようになりました。どの子も心も体もたくましく育ちました。それぞれの子どもの成長する姿に触れ、立ち会えたことを心より嬉しく感じています。
４月には、在園の子どもたちは、一つ上のおにいさん、おねえさんのクラスに移行します。子どもたちが期待をもって進級できるようにそれぞれのクラスで関わって参ります。
また、年長のらいおん組の子どもたちは、もうすぐ卒園の日がやってきます。そして小学校入学が待っています。当園では「いいあたま」「やさしいこころ」「じょうぶなからだ」「がまんづよいこ」という「４つの約束」をかかげて日々の保育を行ってきました。今までの園での体験が巣立つ子どもたちの中に根付き、それぞれの夢に向かって歩んでいけるようにと願っています。
保護者の皆様には、この１年間、ご理解とご協力いただきましたことを心より感謝
申し上げます。ありがとうございました。