7月 園だより

「自分の命は自分で守る」
園長 根元 由佳
 梅雨明けはもう少し先だというのに、真夏のような暑さが続いています。
先月の終わりにプール開きを行い、乳児クラス、幼児クラス共に、今夏の水遊びの安全をお神酒とお清めの塩で祈願しました。この暑さの中、子ども達は、水の心地よさを感じながら、思いきりプール遊びや水遊びを楽しんでいます。
 先日の大阪北部地震では多くの方々が被災し、小さな命も奪われました。密室である新幹線の中で、刃物を振り回し死傷者が出るという事件もありました。自然災害はいつ起こるかわかりませんし、街を歩いていても、何が起こるかわからない世の中になっています。
 以前、勤めていた幼稚園で、初めての避難訓練をした時のことです。避難後、園長先生のお話があり、最後に「自分の命は?」とおっしゃると子どもたちが「自分で守る!」といいました。私は、「自分の命は自分で守る」という言葉と、子どもたちがすぐに反応したのを見て驚きました。幼稚園の子どもたちに、難しいことをおっしゃっているのではないかと思ったのです。
しかし、それから何年もたち、世の中では、想定外の天災や事件・事故が起きるようになりました。そんな時に、「自分の命は自分で守る」ものだということを実感するようになり、小さいうちから、命の大切さを知らせ、感じられるような教育をしなくてはと思いました。
この言葉は、おそらく小学校などでは、すでに使われているようで、先日、近隣の小学校にお邪魔した時に、標語のように教室に貼ってありました。考えてみれば、その園長先生は、小学校の校長先生をされていたので、その時からのものだったかもしれません。
園での月1回の避難訓練も、3回を数え、特に幼児クラスの子ども達は落ち着いて、先生の話を聴き、避難できるようになってきました。とはいえ、集中力が切れてしまうとおしゃべりをしたりよそ見をするようになります。一次避難後、別の場所に移動するかもしれません。そんな時にどのような行動をすれば自分の命を守ることが出来るのかを考えることが大切です。そのためには、日々の保育の中で、自分で考えることや、自分の体の動かし方や自分の体の能力がわかることの積み重ねも必要です。
また、自分の命、友だち、お父さんやお母さん、先生達など、それぞれの命は、代わりは無くて、とても大切なものであることも、伝えるべきです。
 天災、人災、何があるかわからない世の中ですが、子どもたちが生きる力を身に付けられるようにしていきたいと考えています。
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6月園だより

「友だちとのかかわりから」
園長 根元 由佳
 そろそろじめじめとした梅雨の季節に入ります。雨の晴れ間を見つけて園庭で遊ぶ機会も増えそうです。
子ども達は園生活のリズムがわかり、安心して生活する姿が見られるようになりました。
乳児クラスは、担任との信頼関係もでき、お部屋の中でも好きな遊びを楽しんでいる姿があります。近くにいるお友達にも興味をもち始めています。ただ、まだ言葉もあまり出ず、自分中心の思いが強い時期ですので、嫌なことがあったり、一緒に遊びたいなどの思いから、噛みついたり、ひっかいたりということが出てきました。
突発的なことも多く、その都度、「噛むのはいけないこと」ということはしっかり話した上で、「これが欲しかったのね」「○○ちゃん、痛いよ」などお互いの気持ちを代弁したり、「貸してって言えるかな」と年齢にあわせて、かかわり方を伝えたりしています。もちろん、先生達も子ども同士のかかわりを見ているのですが、もし起きてしまった場合は、適切な処置をして、保護者の皆様にはお伝えします。
 幼児クラスは、年少や年中はまだ言葉が足らないことがありますが、自分と気の合う友達を誘って一緒に好きな遊びを楽しんでいます。時には、思いが伝わらなくて、泣き出したり、先生に助けを求めたりします。担任はしっかりと子どもの思いを捉えて、どのような言葉で表せばよかったのかを気づくことが出来るような援助をしています。
年長になると、自分の思いを言葉にすることも多くなり、誘い合って遊んでいます。カメの世話をしたり、ビオトープで見つけた生き物や、園庭の植物を友だちや先生と観察したりする中で、発見したことや疑問に思ったことを話す姿もみられます。トラブルが起こると、口げんかになったり、泣いたり、怒ったりしながらも、解決に向かっていく姿があります。
園生活の中で、乳児期からの子ども同士のかかわりを大切に育てていくことで、就学前には、相手に対しての思いやりや、友だちと折り合いを付けながら過ごす力が出来てきます。ぜひ毎日のお子さんの様子を見て、今がどんな時期なのかを考えてみてはいかがでしょうか。


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5月 園だより

「 心 を 豊 か に 」
園長 根元 由佳
 新年度が始まって、1ヶ月が過ぎました。初日から、「お母さん、お父さんと離れたくない」と大泣きしていた子どもたちも、少し園の環境に慣れ、笑顔が見られるようになってきました。先生や年長児と一緒に朝の支度に取り組んでいる姿からも、落ち着いてきていることがうかがわれます。
 先日は、お忙しい中、保護者会にご参加いただきありがとうございました。
講演をしてくださった栗岩先生が、「前回も思ったことだけれど、この園の保護者は、よく話を聴くね。真剣なまなざしで聴いてくれて素晴らしい」と、ほめてくださいました。
 親の姿を見て、子は育ちます。保護者の皆さんの、子育てに対する真剣な思いは、自然と子どもたちの中に響いていくと思います。
園長室にいると、園庭での親子の会話が漏れ聞こえてきます。そんな中、園庭に泳ぐこいのぼりを見て、「すごいね~」とお母さんの声。「うん、おっきいね」と子どもが答えていました。小さなやり取りですが、おそらく日常的に、お母さんが感じたことを言葉にしているのだろうなあと思い、聞いていました。
保護者会でも、「感性」のお話をしましたが、そんな小さな出来事の積み重ねが、心を育てると思っています。桜の季節が終わり、若葉の季節になっています。葉の輝きや、風の心地よさなど感じられる気持ちの良いころです。身の回りの小さな命の芽吹きなども含めて、一緒に見つけて、驚いたり喜んだり、不思議に思ったりして、感じる心を親子で育んでほしいと思います。

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4月 園だより

ご入園・ご進級 おめでとうございます
                     園長 根元 由佳
今年は春の訪れが早く、桜もあっという間に開き、木々の花も競い合うように咲き誇っています。
この度4月より、やよいこども園の園長として就任いたしました根元 由佳と申します。

 新しく、やよいこども園に入園されたみなさん、ご入園おめでとうございます。
そして、一つ上のクラスになったみなさん、ご進級おめでとうございます。
入園されたご家庭の中には、初めて園生活を経験するご家庭もあると思います。今までとは違い、保護者の方々もお仕事と子育ての両立をすることになるので、新しい生活に期待をもちつつも、慣れるまでは、不安もあるかもしれません。
子ども達は、初めて保護者様以外の大人との生活が始まります。その大人である担任が、一人ひとりのお子様との信頼関係を築いていくことで、少しずつ安心感をもち、自分達の社会の中での生活をするようになります。
進級した子ども達は、お部屋が変わり、ちょっぴり緊張しながらも、担任やお友達との信頼関係を深めていきます。
私達職員は、個々の気持ちを受け止めながら「先生大好き」「お友達大好き」そして「明日もまた園に来たい」と思えるようにしたいと考えています。
 子ども達には、お友達がいる楽しさを感じ、相手と自分が違うことに気付き、嬉しい、悔しいなどの気持ちを表現できるようになり、年齢が進むにつれ、相手に対する気持ちも育って欲しいと考えています。そのために、保育の中で、子どもが今何を考え行動しているかを、きちんと見つめて対応していくことが必要だと思います。ご家庭では、つい時間に追われてしまうかもしれませんが、フッと一息ついてお子さんと向き合う時間をとってみてください。今までと違う面を発見できるかもしれません。
 これからの1年間、保護者の皆様の気持ちも受け止め、共に喜んだり悩んだりしながら子ども達の成長を見守っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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3月 園だより

~子どもたちの成長とともに素敵な思い出をありがとう~
園長 箱山 拓

 暦の上では初春ですが、まだまだ寒暖の差が激しい気候が続いています。園庭では梅の花が咲き、木々には蕾がふくらみはじめています。また、玄関ホールにはお雛様を飾りました。子どもたちが健やかに成長することを心より願っています。
2月に開催しました「作品展」には、たくさんの保護者の皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。子どもたちの作品をご覧になり、あたたかいお褒めの言葉をたくさんいただきました。子どもたちにとっては、自分の作品が展示され、たくさんの方に見てもらえたこと、ほめていただけたことなどを通して子どもたちにとって喜びや自信へつながったことと思います。
 さて、今年度も残すところ1ヶ月となりました。今年度を振り返りますと、園での日々の生活や季節ごとの行事や活動などを通じて子どもたちは、大きく心もからだも成長してきました。歩くのもたどたどしい子が今では一人で立って自由に好きなところへ歩けるようになりました。言葉で自分の気持ちをうまく伝えられなかった子が、自分で考えた言葉でお話が上手にできるようになりました。用具や道具をぎこちない手つきで使っていた子も今では上手に使え自分なりに工夫する力もつきました。どの子もたくましく大きく育ちました。毎日の生活の積み重ねの中で子どもたちの成長する姿に触れ、立ち会えたことを心より嬉しく感じています。
 来年度4月には、在園の子どもたちは、進級し一つ上のクラスに移行します。子どもたちが期待をもって新しい環境へ踏み出せるようにあたたかく見守りながら関わってまいります。
 また、年長のらいおん組の子どもたちは、もうすぐ卒園の日がやってきます。そして大きな期待をもって小学校への入学を心待ちにしていると思います。当園で過ごした生活の中で「4つの約束」を大切にしながら日々の保育を行ってきました。今までの園でのたくさんの体験が巣立つ子どもたちの中に根付きそれぞれの夢に向かって歩んでいけるようにと願っています。
 保護者の皆様には、この1年間、ご理解とご協力いただきましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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