園便り

園長 根元 由佳

6月 園だより

2015-06-01 18:39:03 | 日記
「がんばれ」より体験
             「親と一緒に楽しむ」が大切
       園長 小林 葉子
 第1回ファミリーデーへのご協力、有り難うございました。保護者の皆さんのお子さんを思う気持ち・園に対する思いが伝わってきて、頭の下がる思いでした。あいにく雨になってしまったことは、残念でした。 
 5月の10日前後に、さくらんぼが小さな赤い実をたくさんつけました。切ることができる枝が少なく、持ち帰りはできませんでしたが、幼児さんでは味見をしたり、おままごとに使っていました。池では、足の生えたおたまじゃくしをみつけ、大変関心を寄せていました。
 給食で豆ご飯を提供する際に、年長の子どもにさやえんどうの皮むきの体験を食育の中で取り入れました。「すなっぷえんどうだ」「こんなにたくさんのお豆が入っているんだ」と、子どもたちは、感動の喜びを言葉にしていました。反応はさまざまでした。当日はお豆が嫌いだと言っていた子どもも、みんな残さずにきれいに頂いたということです。体験することの大切さをこれまで以上に知らされました。園では、とうもろこしの皮むき等もやっています。お家でも機会があったらぜひ、体験のチャンスをとらえてください。
 国立青少年教育振興機構の調査結果によると、「もっとがんばりなさい」といった叱咤激励より体験が大事であるとし、言葉だけではなく一緒にやってみるなど具体的な体験を伴うと子どもの力は伸びるとしています。叱咤激励ををしない家庭の子どもの方が、家事・暮らしの力、課題解決力、礼儀・マナーの力、健康管理の力が好結果だったということです。趣味などを一緒に楽しみ、規則正しい生活を送らせている家庭の子どもほど「礼儀・マナーの力が高い」が63.8%だったのに対し、あまり体験していない子どもは52.9%だったということです。
 中国の諺に「聞いた事は忘れられる。見た事は思い出す。体験した事は理解する。」と、あります。本園の方針の柱のひとつ、体験をさらに充実させていきたいと思います。