玉虫色の日常

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2006/6/8・・・開設(引越してきました)

わいせつ元牧師

2006-12-02 07:52:54 | Weblog
わいせつ元牧師:性的暴行で教会の責任認める 京都地裁

本日は諸事情により原文のまま掲載。m(_ _)m

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 京都府八幡市の「聖神中央教会」と元主管牧師(63)=強姦(ごうかん)罪などで懲役20年確定=を相手に、性的暴行を受けた元信者の少女ら7人が慰謝料など計2億3100万円を求めた集団訴訟の判決が1日、京都地裁であった。井戸謙一裁判長は成人女性2人についても「抵抗は困難だった」として、7人全員の被害を認定。宗教法人法で教会も責任を負う「代表者の職務行為」だったとして、性的暴行で初めて宗教法人の責任を認め、教会と元牧師に連帯して計5830万円の支払いを命じた。

 判決によると、7人は12~23歳だった間、元牧師から教会内などで性的暴行を受けた。5人は繰り返し暴行された。

 元牧師は成人2人は「容認していた」とし、教会は全員への暴行について「職務ではなく宗教法人に責任はない」などと反論したが、判決は「成人も逆らうと地獄に落ちるとの教えを信じ、同意はなかった。(元牧師との)接触は指導、教化を受ける機会と認識しており、職務としての行為だった」とした。「呪縛がわずかでもとれない限り提訴は不可能だった」と述べ、教会が主張した損害賠償請求権の消滅時効(3年)の成立も否定した。

 教会は「判決を重く受け止めて従いたいが、支払い能力の点で厳しい。対応を慎重に検討したい」とコメントした。

 ▽宗教に絡む被害者訴訟に詳しい紀藤正樹弁護士の話 「呪縛」で常に脅迫された状態が本来は違法で、成人も含めた性的被害の賠償責任を認めたのは当然だが、献金や労働搾取も拒否できないのに責任を認めていない点は不十分だ。性的暴行で宗教法人の責任を認めたことは警鐘になる。