東地区防災訓練が24日東小学校校庭にて開催されました。
早朝、「宇都宮消防第5分団」の消防車が地域内に「防災訓練開始」を告げて巡回し、参加を促します。
大地震が発生したという「擬音」に反応して身を守る訓練を皮切りに訓練開始です。
火災発生、通報訓練、初期消火訓練、ハイパーレスキュー隊が校舎4階に取り残されたけが人の救出訓練。
隊員降下。元山岳部の私もかつて岩場で経験してます。(自慢)
続いて、地元第5分団が放水。(ブログ「気まぐれオヤジの独り言」「塙田駄菓子菓子」参照)
その後各班に分かれて訓練(体験)開始です。
担架搬送訓練。
分団長が「担架組み立て時に金属可動部に手指挟み込みによる怪我に注意!」と言ってます。みんな怪我しちゃなんねーぞ!
実際に運び、その重さを実感する体験訓練です。
作業着や毛布で応急担架もできますということもご教授いただきました。なるほど。
「三角巾」を使った応急処置訓練。第5分団の女性団員が丁寧に説明してくれたおかげで皆さん上手に手を吊ることができたようです。
最近のゴリラ豪雨、いえ「ゲリラ豪雨」(ここ笑うところ、会長の渾身のギャグ)による水害に備えて「砂嚢」づくり訓練です。
私はてっきり「土のう」だと思ってましたが「砂のう」なんですね。しかも半分ぐらいしか入れません。「時間がたっぷりあるので、運んで積んでさらに撤収するまでやってはどうか」と提案しましたが誰も笑って取り合ってくれませんでした。重要なことだと思いますがどうでしょうか?
「水が入っている訓練用の消火器」で初期消火訓練。
まずは大声で「火事だーっ!」と「叫ぶ!」ことが大切だと消防所の方が教えています。そこですか第一は!なるほど!
訓練用の水と圧搾空気を充てんしている地区防災会の役員さん、ご協力に感謝申し上げます。
今年から東小体育館が「東地区備蓄避難所」となりました。その備蓄品を説明しています。いざというときは避難所となりますがとてもとてもわずかな量です。が、そこは「あるもんで何とかしろ!」(亡父の教え)で乗り切らないとね。
カセットボンベ式発電機、水、毛布、缶パン、などが備わっております。
ちなみに説明するのは体協M品さん、お疲れ様です。
「煙中体験」。煙の中では視界が利かず、いかにして出口までたどり着くか?姿勢を低く、口には濡れタオル、壁を伝って出口まで!という段取りで脱出です。
今年も「煙」はバニラの香りだったかな?
起震車。東日本大震災並み「震度7」を再現。今年はテーブルとイスが置かれ、よりリアルな体験となったようです。
「蘇生処置心臓マッサージ」を行い、さらに「AED」があればそれを、という訓練。一番は「心臓マッサージ」だそうです。「AED」がそうそうあるわけではありませんから。(納得)
子供たちも熱心に聞き入ってます。小さいときからの訓練の積み重ねが災害に強い人間に育つつーわけですね。実際かの東日本大震災では訓練を受けていた子供たちが積極的に避難を呼びかけたおかげで多くの命が救われた事実がありました。
閉会式
自主防災会会長、N井東地区連合自治会長のあいさつ。
「宇都宮は比較的災害が少ないので油断がちであるが、家族で、ご近所であれこれと話しあって万が一に備えてください。」
消防署の方からの講評。
皆さん熱心に訓練参加、大変よろしいとのおほめでした。
閉会式終了後は、「炊き出しのアルファー米ご飯」「クラッカー」を受け取り、子供たちには「缶パン」も配られて散会終了となりました。
だがしかし、スタッフ、役員さんは後片付けです。
仕事は大勢で!比較的短時間で終了。 お疲れさまでした。
簡単な反省会があり次年度の改善点として「各訓練時間の平均化」「婦人防火クラブの認知度アップ」「避難所訓練」などなどの発言がありました。
総勢約300名参加、好天に恵まれ(昨年は雨で中止)大変良い訓練となりました。
「災害に強い東地区」を目指し、マンネリと言われようとさらに防災訓練は続くのであった。