低カリウム血症

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は26度です。昨日の夜中の雷と大雨はすごかったです。おそらく近くに落ちたのではないかというぐらいでした。この天気が一週間は続くようです。もしかしたら、梅雨入りしてました、とかになりそうです。しかし、洗濯物が乾きません。一日くらいカラッと晴れてほしいものです。では、本題へ。

 

　アルコール依存症の患者さんの約半数で体内のカリウムが欠乏している。

 

　カリウムが欠乏する機序はいくつかある。

 

　アルコール依存症では下痢気味の患者さんが多く、カリウムの吸収能力が下がる。

 

　アルコール依存症の患者さんでは脱水傾向のことも多く、腎臓でのカリウムを多く排泄させることによってナトリウムの保持を増やす。

 

　低マグネシウム血症があると、カルシウムの腎臓からの排泄も増える。

 

　血液中のカリウムの濃度が下がると心臓の不整脈が起きることもある。

 

　突然の心停止によって死亡することもある。

 

　これはカリウムの濃度が低ければ低いほど危険。

 

　アルコール依存症の患者さんにブドウ糖入りの輸液を点滴すると、インスリン分泌が刺激されることによって、血液中のカリウムの濃度が下がる。

 

　これによって不整脈が起こることがあるので、アルコール依存症の患者さんにブドウ糖入りの輸液を点滴をする際には充分にカリウムを補充することが必要となる。

 

　血液中のカリウム濃度が下がると全身の筋肉に悪い影響も及ぼす。

 

　ひどい場合には、筋肉の細胞が壊死して、細胞内の物質を血液中に放出してしまう。

 

　カリウムは細胞内に多い物質でもあるため、低カリウム血症によって筋肉の壊死が起こると、カリウムの血液濃度が一時的に上昇するため、カリウムの濃度が正常となることがある。

 

　体内の総カリウム量は下がっているので、マスクされたカリウム欠乏状態と呼ばれいる。

 

　アルコール依存症の患者さんでは血液検査によってカリウムの労働を注意深く評価することが重要となる。

 

 

　

　沖縄本島北部、金武ダム周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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