渡航医学の「まとめ」

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。まさに「大荒れ」。大相撲名古屋場所は今日から、横綱稀勢の里、大関照の富士が怪我のため休場です。これで横綱白鵬の優勝が早くも見えてきました。後は、新大関の高安関と昨日も身長差30cm近い栃の心を破った宇良関の活躍が期待したいところです。もしかして優勝争いに絡んでくるかも。では、本題へ。

 

 

 

今回はこれまでに述べた渡航医学知見の「まとめ」を示します。

 

 

●旅行中の死亡原因で多いのは心臓突然死，交通事故，溺水

 

 

●感染症で死亡するリスクは意外に小さい

 

 

●ホテルのランクが高ければ高いほど下痢症の予防処置が十分というわけではない

 

 

●旅行者の10％が新たなセックス・パートナーを得て，約半数は無防備な性交を経験する

 

 

●親戚や友人を訪問する旅行者はワクチン未接種者が多く、感染リスクが高い

 

 

●メディカル・ツーリズム（海外で手術などを受けること）で術後合併症が起きると問題が複雑化する（治療代金や賠償などの未払いが多い）ことあり

 

 

●機内キャビン環境での呼吸器系病原体（結核など）の感染リスクはそれほど高くない

 

 

瀬長島の海

 

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