アスベストとがん

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れ。予想最高気温は26度と今日も夏日です。昨日、夜間に外での作業がありました。涼しいだろうと長袖の服を着て作業していました。そしたら、ほんの十分ほどでビシャビシャの大汗です。汗かきなので仕方ありませんが、しかし昨日は夜まで暑かった。今日も恐らくそうでしょう。あと二週間で正月ですよ。では、本題へ。

 

　私が医学部学生時代に学んだ科目の中に保健医学があった。

 

 

　そのときに私は初めて、アスベストという発がん性鉱物のことを知った。

 

 

　肺がんや悪性中皮腫をおこす危険な物質。

 

 

　じん肺や肺線維症をきたすこともある。

 

 

　当初、アスベストは、耐熱性、保湿性、絶縁性に優れた物質であったため、建設と自動車での耐熱材、絶縁材に使用されていた。

 

 

 

　しかし、1940年代以降、ドイツなどから健康被害の報告がなされるようになり、1960年代以降にはアメリカの大手アスベスト会社に対する多数の訴訟が起きた。

 

 

 

　その頃以降にはアスベストが一般に使用されることはほとんどなくなった。

 

 

　しかし、アスベストが原因となる肺がんや悪性中皮腫は何十年も後になってから発症する。

 

 

 

　アメリカの映画俳優スティーブ・マックイーンは、若いときに船員だった。

 

 

　その頃にアスベストに曝露していたため、のちに肺がんを発症し死亡した。

 

 

　何十年も後になってからだ。

 

この日も晴れていました。

 

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