皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
驚きました。アメリカで行われました、美術品のオークションで、レオナルド・ダ・ビンチの絵が手数料込みで、何と、4億5千万ドル。日本円でおよそ508億円、だそうです。作者本人が生きていたらどう思うのか知りたいですね。しかし凄い金額です。では、本題へ。
Google社は、グーグル検索の検索データから全米の各州におけるインフルエンザ流行を迅速かつ正確に予測できた、という結果を数年前に発表しました。
インフルエンザに罹った患者が自らの症状について検索する活動数が増加すると、その数日あとでインフルエンザ患者の医療機関への受診が増加するという時系列現象が捉えられたのです。
薬剤の相互作用による副作用についてもこのオンライン検索データから初めて見つかった例がありました。
抗うつ薬のパロキセチンと脂質異常症薬のプラバスタチンの飲み合わせで、血糖が上昇するという副作用の存在を600万人の検索データに基づいて見つけたのです。
その発見は米国食品衛生局よりも早かったので話題になりました。
これらはMicrosoft社がスタンフォード大学とコロンビア大学の研究者が協働で行ったものです。
将来は、薬の副作用かどうかの相談についても、オンライン検索に備わった人工知能がやってくれることになるかもしれないですね。
馬天港近くの浜辺2
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