3月も18日、今日から彼岸入り。
暑さ寒さも彼岸までとは、昔のお人は
良う言うたもんで、これから一雨ごとに
温ったこうなってきま。
この時期になると、懐かしおます
わてにも、かいらしい歳の時もあって
その御幼少の時分、春雨が降るたんびに
おやじがこないに言うてましたなぁ~。
「雨が降ったよってに、
山にわらびが出とる」
「蕨取りに行くぞぉ~」
これ聞くと、子供心に「いややなぁ~」と
思たもんでっけど・・・。
あの時の経験が、今良う役に立ってます。
皆はん蕨は生で食べたら
中る(食中毒)の知ってまっか?
そやよってに、昔から灰汁で
(はいあく・わらの灰)アク抜きして
先人らは、食べたんでんなぁ。
熊本から、御到着。
先の通り灰汁でアク抜きしまひょ。
(灰汁抜きは、一昼夜かかりまんので
わらびを焚くのは次の日になりま)
次の日ィ~。
「ハイっ」できあがり。
わらびは、火が通り易いので
焚くと言うより、だしで蒸かす感じ
ここんとこ、気を付けて世の奥さん
いっぺんチャレンジあれ。
わら灰が無い時は、重曹(炭酸)で
代用すると簡単でっせぇ。
思い出に浸りもって懐かしい味に
舌鼓もええもんでんなぁ~。
皆はん、ほな さいなら~。