昨年12月は何かと忙しく、あわただしく、めまぐるしく、言葉通り“師走”でした
週刊金曜日のコラムも昨年中に全8回収めるつもりでしたが・・・ゴメンナサイです。
というわけでやっと!久々の!
低周波音が私を苦しめる≪第5回≫ご近所様ならお互い様?
です。そして、その番外編。
“ご近所様ならお互い様?”という言葉は、本来何かの事態でご近所に迷惑をかけてしまったり、手助けしてもらったりしたときに、「ありがとうございます。申し訳ありません」と恐縮したときに、心優しいご近所の方々が「いいのよ、気にしないで。近所同士困ったときには助け合うのが当たり前だから。ご近所ならお互い様ですよ。」というのが本来のはず。
決して「近所同士多少の迷惑かけて当然。ご近所様だから文句を言うな!」とは使わないはずです。これを言ったのは、50もとうに過ぎたであろう地元の名士ぶった経理士です。一般には常識人であるべきジャンルの職業です。被害現場の確認もせず、ここには書けないような八つ当たりかイチャモンともいえる逆ギレの挙句、逆文句を言えないとわかっても「申し訳ない」ひとつありません。そしてこの冬も、この室外機は稼動しています。低く波打つ不快な〈音〉を撒き散らしながら。
低周波音問題にかかわって、TVなどでみるよりもはるかに、人としての常識や、良識が侵され崩壊しつつあると知りました。悲しいことです。
バブル時代、ビルや一般住宅の建設ラッシュに伴い設置された空調機器が、経年劣化でガタが来はじめる時期を迎えています。同じことがいたるところで起こるでしょう。その時「ご近所様ならお互い様」と対応を拒み、隣人を苦しめる・・・低周波音被害は骨が折れたり、皮膚が切れたように目に見えません。症状が出るまでに時間もかかります。そして症状が出たとき、被害者自身がなぜこんなに具合が悪いのか理解できないことも多いのです。
私の事例のように地盤全体が問題のような大規模でなく、家庭機器の場合には軽減策の可能性があるようです。(12月にはそのために奔走しました。状況が整えばBlogにも書きたいと思います。)しかし、問題が周知されず、できる対策さえ認識されていないばかりに、問題があるとして対応されず、機器には対策されず、被害者は被害源を知ることさえなく、日々苦しみから救済されないのが現状です。
環境省から官製の「対応の手引き」が出ていますが、被害の現実はそんな軽微なものではなく、低周波音問題と騒音問題の境界は、そんな明白なものではありません。100Hzできっちり白黒つくものではないのです。それさえ、現場に行かない学者さんには理解できないのでしょう。
いかにすれば速やかに低周波音問題の本当の現状が周知できるのでしょう。
一部の研究者の色眼鏡ではなく、一人でも多くの方に研究していただきたい!切に願ってやみません。
週刊金曜日のコラムも昨年中に全8回収めるつもりでしたが・・・ゴメンナサイです。
というわけでやっと!久々の!
低周波音が私を苦しめる≪第5回≫ご近所様ならお互い様?
です。そして、その番外編。
“ご近所様ならお互い様?”という言葉は、本来何かの事態でご近所に迷惑をかけてしまったり、手助けしてもらったりしたときに、「ありがとうございます。申し訳ありません」と恐縮したときに、心優しいご近所の方々が「いいのよ、気にしないで。近所同士困ったときには助け合うのが当たり前だから。ご近所ならお互い様ですよ。」というのが本来のはず。
決して「近所同士多少の迷惑かけて当然。ご近所様だから文句を言うな!」とは使わないはずです。これを言ったのは、50もとうに過ぎたであろう地元の名士ぶった経理士です。一般には常識人であるべきジャンルの職業です。被害現場の確認もせず、ここには書けないような八つ当たりかイチャモンともいえる逆ギレの挙句、逆文句を言えないとわかっても「申し訳ない」ひとつありません。そしてこの冬も、この室外機は稼動しています。低く波打つ不快な〈音〉を撒き散らしながら。
低周波音問題にかかわって、TVなどでみるよりもはるかに、人としての常識や、良識が侵され崩壊しつつあると知りました。悲しいことです。
バブル時代、ビルや一般住宅の建設ラッシュに伴い設置された空調機器が、経年劣化でガタが来はじめる時期を迎えています。同じことがいたるところで起こるでしょう。その時「ご近所様ならお互い様」と対応を拒み、隣人を苦しめる・・・低周波音被害は骨が折れたり、皮膚が切れたように目に見えません。症状が出るまでに時間もかかります。そして症状が出たとき、被害者自身がなぜこんなに具合が悪いのか理解できないことも多いのです。
私の事例のように地盤全体が問題のような大規模でなく、家庭機器の場合には軽減策の可能性があるようです。(12月にはそのために奔走しました。状況が整えばBlogにも書きたいと思います。)しかし、問題が周知されず、できる対策さえ認識されていないばかりに、問題があるとして対応されず、機器には対策されず、被害者は被害源を知ることさえなく、日々苦しみから救済されないのが現状です。
環境省から官製の「対応の手引き」が出ていますが、被害の現実はそんな軽微なものではなく、低周波音問題と騒音問題の境界は、そんな明白なものではありません。100Hzできっちり白黒つくものではないのです。それさえ、現場に行かない学者さんには理解できないのでしょう。
いかにすれば速やかに低周波音問題の本当の現状が周知できるのでしょう。
一部の研究者の色眼鏡ではなく、一人でも多くの方に研究していただきたい!切に願ってやみません。